日記

音楽教室のことや、その日に起きた出来事をご紹介します。

1日1回

2014-08-01 21:03:16 | Weblog
レッスンに来ている小2の男の子。

かなり小さい頃から通ってくれていて、その愛くるしさに私はメロメロです。

男の子の生徒さんは大まかに2パターンの印象を受けます。

長男くんに多いのは、女の子よりもスタートがちょっと遅くてマイペース。

でも小学校に入ったり、環境が変わることで急に頭がしっかりしてきて伸びるケース。

もうひとつは二男くん~末っ子くんに多い、上の子(だいたいはお姉ちゃん)の影響で

最初からカンと耳が良くて、最初からどんどん進んでいくケース。



彼は前者なのですが、とにかくいつも一生懸命!

きっと物事を考える道筋のようなものが整えば、自然に弾けるようになっていくんだろうなと

思っていたので、基礎をやりながらも指1本で好きな曲を弾いて遊んだり、ワークを書いたり

とにかく音楽を好きな状態でその日を待とうと決めていました。



小学校に入ってから、譜読みワークや音階の練習を取り入れるようになると

だんだん今までできなかったことがスムーズに進展するようになってきました。

徐々にピアノの宿題も出すようにして、自分で選んで始めた「ドレミの歌」。

「ソはあおいそら~」から、指くぐしやシャープが出てきます。

最初はかなり苦戦しましたが、「1日1回でいいからレッスンでできたことを忘れないように

必ずお家で弾いてね」の約束を守ってくれました。

すると、次のレッスンでは自信を持ってしっかり弾けるようになっていて、復習なしで

次に進むことができました。



1回ずつの積み重ねでも、1週間弾けば7回になります。

毎日の少しずつの練習は絶対に裏切りません。出来ないところも必ず弾けるようになります。

それに、上手に弾けると喜んで下さるお母さんの笑顔もその子のパワーになっています。



他にも、なかなか練習に前向きになれなかった3年生の女の子が

ベートーヴェンの「歓喜の歌」をコード伴奏付きで練習していたのですが

ある時急に音楽に乗れるようになって、音が別人のように変わりました。

「最初は面倒くさかったけど、練習してできるようになったら楽しくなった」と言って

レッスンでの他の曲への取り組みも積極的になりました。



もちろん人間ですから、これからまたさぼりたい時期が来るかもしれません。

でも、伸びる時期を見逃さず、その時を有効に使う。

そして停滞期も他のことをしながらじっと待つ。。。。

どちらも私の大切な仕事ですし、生徒さんにとっても大事な時間だと思っています。

どんな時でもとにかく通い続けてくれる生徒さんたちに励まされながら

明日も楽しくレッスンできたら幸せです。
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