昨年、原野谷川の堰堤とそこに付随する魚道をご紹介したことがありますが、堰堤にたまる水が見えないことから近づいてみました。
するとその堰堤は、人工的か、自然災害なのか情報がないのでわかりかねますが、堰堤の底の部分がえぐり取られ、水の流れはその下の部分から下流に流れていました。
この画像がかつてご紹介の堰堤で水を貯えその上部から下流に水を流していました。
そして画像右側の魚道の部分から水が流れ、魚はここを使って上下流を移動していたと思われます。
しかしい先日、その近くに立ち寄ってみたところ、堰堤の部分の下がえぐり取られ、下の部分から水が下流へと流れていました。当然魚たちもここを通っているものと思われます。↓
堰堤の下を水は通り抜け、魚道は干上がり不要の状態。
魚道の高さまで水位はありません。
また堰堤は、近くの水田に水を送っていたのではないでしょうか。水面が低下するとその水の確保はどこに。
もう一度現在の堰堤付近を画像で比べてみます。
この風景が春、桜の咲く頃堰堤の上流は水でいっぱい。
そして今。川の水をためる堰堤は機能を有していません。
下流側の下の方から水が湧き出している感じです。
ここに作られていた魚道は物理的に消えたわけではありませんが、堰堤の下がつながっていれば魚道なくして魚たちは移動できます。
自然災害か、人工的なものかちょっと気になる川風景でした。