気ままな趣味の散歩道

趣味にまつわる話題を、デジカメ画像などを活用し郷土の写真、菜園と園芸、郵趣、版画と年賀状などを紹介してまいります。

前島密が6色で登場

2021-09-22 10:40:59 | 郵趣と切手

  日本の近代郵便制度は旧暦の明治4〔1871)年3月1日に開始されました。(それまでは飛脚制度)

 その制度の創設にあたって、近代郵便制度の父と呼ばれるのが、前島密です。

 その功績によってか、長いこと郵便切手の1円の座を守り通しています。

 そのデザインが、現在使われている額面最小単位の前島密デザインの1円切手。(見出し画像参照=その画像か本日のタイトル文字をクリックすると拡大します。)

 このデザインで発行された1円切手は多少の図案改正はされていますが、最初の発行昭和26(1951年)からで、今もその座を守り続けています。

 左が昭和26年発行の最初のデザインで、右へ順次字体や色が改正され一番右が現在発行されている1円切手のデザインです。(見出し画像と同じ)

 ところが、今年、近代郵便制度が150年を迎えたことから、日本郵便JPでは、この1円切手と同図案で、額面が500円の切手を一気に6種類を小型シートにして発行しました。(同図案で色違いの6種類の切手です)

 前島密デザインの6種類の500円郵便切手。(小型シートになっています)

 使われている色は、赤、緑、青、紫、桃、黄色の6色です。

 今までは茶系1色の1円切手でしたが、一気に500倍の500円切手。それもカラーで。

 

※ ですが、この切手。郵便局の特別販売で、通常販売はされていません。特別予約で、「郵便創業150年切手帳(特別版)」として全国でわずか2万部の発行となっています。

  収集家も保存版として大事に保管しますから、 この切手が使用済みで出てくることはまずありません。(もし出ても額面価格より高価格が予想されます。初期の使用例の場合。)

 なお、この切手シート等を含む郵便局で販売された特別切手帳の価格は5,000円でした(その中には別の小型シートがもう1枚セットされています。下画像参照。)

    (セットに含まれているもう1枚の小型シート : 500円切手2種組)↑

※ 参考資料。

 ◎ 日本で最初に発行された郵便切手をご紹介します。(郵便制度開始の日に発行)

 日本最初の郵便切手。額面は48文、100文、200文、500文の4種でした。↑

 (残念ながら収集できていません)

 ◎ 前島密関連をもう一つ。

 昭和36年の日本の郵便制度90周年の時に、前島密の同図案で、額面が10円で、色が茶緑色の記念切手が1種発行されています。この切手は通常版記念切手でしたので、多くの方が収集や郵便に使用しています。↓


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ある郵趣家)
2022-05-19 17:58:02
画像間違ってますよ
見返り美人は通常版の切手帳です…
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ステルス変更に驚きました (浪漫楼蘭)
2023-06-10 01:05:23
前島密の1円切手のデザインが変わっていたことに、今更の令和5年になって気づきました。
というのも、140円分貼付のための140円切手がなかったため、手持ちの94円+10円x4+1円x6枚の切手をベタベタと封筒に貼ったところ「おや、何か違和感が…」と思いよく見ると1の位置が違うではないですか! さらに書体も違っている。それで何故だ?と思ってネットで調べていました。
古い方の2枚は「NIPPONが一番小さい版」で、間にもう1種類あったことも驚きです。そういえばずっと前(若い頃)に買ったのが何枚か残っていたかも。貴重な情報ありがとうございました。
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