掛川市の北西部に5世紀ごろ作られたという和田岡古墳群があります。
この古墳群のひとつで、吉岡地区の茶園の真ん中に位置する吉岡大塚古墳は、前方後円墳の長さが50mくらいあるといわれていて、国の史跡に指定されています。(1/8付既報あり)
今年1月に、同地区を訪れたときに同古墳の周りの公園化?が進んでいるようで、完成が近いのか一昨日再び訪れてみましたが、あまり変化なく道路の一部の舗装が進んでいました。
ところがひとつ気になることがあります。
というのも、本来古墳(前方後円墳)というのは、自然の状態で保存され、古墳そのものには手をくわえないと思っていましたが、この古墳を見ると、現在の人の手で石積みされたり一部が舗装されたようで(まだ工事区間は立ち入り禁止で近くまで寄って確認はできていませんが)、古墳にあらずのように見受けられました。
周りの道路整備。
今後も整備が続くのか周辺には大きな石の山がいっぱい。
完成時か、その他の資料等で確認してみなければ今回整備の意図・方針はわかりませんが、大阪や奈良県にある多くの前方後円墳は当時のままの形で保存されているものが多いようです。
大塚古墳を現状で見る限り、上部は柵があり階段も付けられまさに公園の展望台か、あるいは海岸近くにある津波対策の命山造成のようにも見えます。(現況を見た雑感です)
周りの整備は進んでも。このままであってほしい5世紀時代の古墳。
大きく変わってしまった吉岡大塚古墳。 (残念!) 古墳の面影はありません。
完成時どんな披露がされるのか気になるところです。
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