(17㎝(幅)×8㎝(奥行)×10㎝(高さ)アクリルケース入 IED電球点灯 人形の大きさは一cmほど)
正月の14日の夜に行われる行事、「鳥追い」
一番前の子はリーダーで小太鼓を叩き、鳥(朱鷺)を脅かし、追い立てる。
「鳥追い」は新潟の各地で行われてきた行事であるが、今は絶滅寸前。鳥追いといえば写真家濱谷浩が撮った写真が有名だ。これら鳥追いの写真は上越市桑鳥谷西横山で行われていたものを、濱谷が新潟に通った昭和15年からの5年間と、昭和20年から5年間居住していた10年間に撮ったものの一つである。
元来、鳥追いは小学生の男の子だけでの行事だったが、これら行事を行う山村部では過疎化が進み子供がいなくなり、女の子や中学生も含めて行事をなんとか行っていたが、今や、西横山では修学児がいなくなったらしい。今年は外に出た地元の方の子供を集めたり、地元以外の子供たちを集めての催行と、行事の維持も大変なようだ。
ちなみに鳥追いの鳥はトキなのだそうだが、かっては田んぼを荒らす害獣だったということだ。トキも今や絶滅危惧種。そして行事も絶滅寸前なのである。また、西頸城桑取谷には多くの瞽女宿があり、今も残っている。
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