「いすすぐら」とは、なんとも心くすぐる語句であろうか。上越市安塚区樽田
「いすすぐら」とは石臼倉が訛った様である。この樽田には「いすすぐらの滝」があるが、この滝の形が石臼に見えたところからこの名前が付いたようである。
この石仏の上部ピークに城跡(樽田城)があった関係でこれら石仏があると思われる。
日本は石仏が多い国だ。市街から郊外に出るとそれは顕著である。石墓文化が後押ししているのだろうが、どんな山奥でも人臭のするところには必ずといっていいほど、石仏がある。一時城跡を訪ね、熊さんのように山里を徘徊したものだ。倒壊し、埋もれ、忘れ去られた石仏を目の当たりにして、人心の荒廃と貧しさばかりが胸を過った。おそらく石仏文化は無くなって行くのであろうが、かっての日本人の美意識と心の豊かさは無くしてはいけないのだと思う。
私は信心とは縁はなく、自然流、自然より学ぶとして生きてきた。あえていうならば、宮本武蔵が言った、「神仏を尊び、神仏に頼らず」である。
案内板には五如来とあったが如来様は4体しかなかった。右端の岩室に鎮座していた如来は亡くなったようだ。
ここは急峻で足場が悪いのでそばに行くのは、足こしらえが必要です。
上越への通い道にある、上越と十日町の町境の峠にある石仏。
十日町清洲峡手前、程島にある戸隠山とある碑(役行者の石仏と大欅、目通り9、2mだそうだ)
奥にある役行者の石仏
樹齢は分からぬが2、3百年はあるだろうか。二本の神木に挟まれて石仏はあった。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます