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山陽電気鉄道6000系

2019-06-24 23:20:00 | 電車
こんばんわんこそばんそーこー!




写真は阪神西宮駅2番線に停車中の梅田行き・直通特急。


[概要]
本系列は、老朽化が進んでいる3000系列を置き換える目的で導入された。山陽電鉄では旧性能車の置き換えと阪神梅田への直通特急運行に対応する車両として、1986年から2000年までの14年間にわたり、5000系・5030系を大量増備した。以来3000系列のリニューアル改造などで長年 新車導入はなかったが、さらなる旅客サービスの向上と柔軟な運用にも対応した汎用型車両として6000系が開発された。また、山陽電鉄における21世紀初の新型車両でもある。2016年4月27日から営業運転を開始した。

3両編成であるが、2編成連結による6連での直通特急運用にも対応している。網干線のワンマン運転にも対応する。

2編成連結時の連結順は奇数車番の編成を姫路方とするよう指定しており、先頭車の仕様の相違から車種構成は偶数車番の編成がMc1 - T - Mc2、奇数車番の編成がMc3 - T - Mc4(組成順はいずれも大阪方から)とされ、Mc2とMc3の前面には貫通幌枠と電気連結栓が設けられている。転落防止幌の取付けも可能。Mc1とMc4の前面には幌枠・電気連結栓は設けられていない。また、6008編成以降の車両は、幌枠の形状が変更されている。

編成両端の連結器は、従来の山陽電鉄車両とは異なり廻り子式密着連結器を採用している。


[車体]
車体はアルミニウム合金で、コーポレートカラーの赤を継承した「イノセントレッド」を採用している。また、車体側面のドア横には、朝日をイメージしたグラデーションがデザインされている。

前面・側面の種別・行先表示はフルカラーのLEDが採用されている、また、前照灯もLEDを採用しており、いずれも山陽では初となる。行先表示にフルカラーLEDを採用したことにより、神戸三宮駅行きの列車での阪急方面・阪神方面の色分けも方向幕と同じように行われている。側面行先表示器の左側には号車表示もされている。


[内装]
車内の座席は、赤系(優先座席は青系)のロングシートで、兵庫県花の「のじぎく」があしらわれている。全車両に優先席と車椅子・ベビーカースペースを設けている。また、山陽電鉄の新造車では初めて、ロングシートの両端に袖仕切り(先に5000系のロングシート改造車で採用されたものとは異なり、東京メトロ16000系電車と同等のもの)が設けられた。

また、乗降口上部には山陽電車としては初となる15インチのLCD式車内案内表示装置が千鳥配置され、日本語、英語、中国語(簡体字・繁体字)、韓国語の4ヶ国語による情報案内が行われる。

接続待ちや通過待ち等により長時間停車する駅での車内保温対策として、各扉に半自動ドアボタンを設置している。山陽電鉄では初の採用となった。

半自動ドアボタンの採用は、準大手私鉄では初めて。関西の私鉄全体では阪神5700系電車に次いで2例目である。

ドアチャイムを採用しており、乗降扉の開閉前には予告ブザーが鳴動し、開扉中は扉位置を知らせる誘導鈴が鳴動する。

各扉鴨居中央部に1箇所ずつ、扉開閉予告灯を設置し、ドアエンジンには戸閉力半減機能を有する。

車内自動放送を搭載している。これは網干線ワンマン運転と、待避中の半自動ドア放送に対応しているが、本線各駅停車・S特急・山陽特急・阪神特急・直通特急・阪神急行用は準備工事に留まっている。

白を基調とした天井板、化粧板に加え、大窓ガラスの採用により開放感のあるクリアでスマートな印象としている。

照明はLEDを採用しており、光源を上方に向けて反射させる、JR西日本207系電車の体質改善車と類似した方式である。

空調装置は、5030系までの集中式に代わって、集約分散方式のものを各車2基搭載する。また、山陽電車の車両として初めてラインデリアが搭載された。


[主要機器]
主制御器・主電動機
└山陽電鉄では長らく川崎重工業→川崎電機製造→富士電機製の制御器を採用していたが、本系列で初めて三菱電機製の主制御器が採用された。制御器は1C2M(1台の主制御器で2台の主電動機を制御)2群のMAP-184-15V270型を、6000型と6100型にそれぞれ搭載している。主電動機は、三菱製の全閉自冷式かご型三相誘導電動機MB-5158Aが採用された。1時間定格出力は180kWである。

集電装置
└山陽電鉄初のシングルアーム形パンタグラフを中間のT車(サハ6300形)に2基搭載する。

補助電源・空気圧縮機
└空気圧縮機 (スクロール式SL22型) は両端の先頭車に、補助電源装置 (3レベル静止形インバータ) は中間車に搭載している。

台車
└台車は、5000系(5020編成)以降標準の軸梁式ダイレクトマウント空気ばね台車(電動台車:KW-204、付随台車:KW-205)を採用している。


[形式と編成]
姫路方にMc車が連結されるのは、完全新造車では2000系以来である。

以前の車両では、両端ともMc車、もしくは両端ともTc車の場合は神戸・大阪方が偶数(0も含む)、姫路方が奇数という付番法則であったが、本系列は両端がMc車となっているものの、姫路方の車両は神戸・大阪方の車両の番号に+100するという、阪急電鉄の付番法則に近いものに変更されている。

また、2000系・3000系・5000系・5030系では中間の付随車の番号は百の位が「5」となっているが、本系列の付随車はパンタグラフを装備するなどこれまでの形式とは異なる点が多く、百の位は「5」ではなく「3」が付けられている。

2017年6月からは、6002+6003編成を使用して6連での阪神梅田駅までの試運転が行われ、9月24日より直通特急として運行を開始した。

(山陽電気鉄道6000系 編成図)



[運用]
2016年は6000F・6001Fの2編成を導入、2016年4月27日に営業運転を開始した。2016年5月17日には、網干線の定期運転に初充当された。

2017年は4月に6002F・6003F・6004Fの3編成、12月に6005F・6006F・6007Fの3編成を導入している。2019年初頭には6008F・6009Fの2編成が導入され、2019年2月現在で3両編成10本(30両)が在籍している。今後も3000系置き換えのため年間2~3編成ペースでの増備が予定されている。

2017年9月24日には、初めて直通特急に運用された。2018年12月25日まで6002編成と6003編成が連結して運行され、その後も5000系・5030系の6両編成不足時に本系列2編成が直通特急として運用されることがある。


[編成表]
2018年4月1日現在、3両編成8本の24両が在籍する。




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