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我孫子・手賀沼と愛猫レオンの徒然日記。漢検1級チャレンジャーの方の参考となるブログ。2018年7月から“俳句”も開始。

ヘイスイの凍るを見て、天下の寒(カン)を知る

2017年09月03日 | 故事成語類
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ  :①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む>&<百里を行く者は九十を半ばとす> ★★★
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●「溲」と「溺」を調べていたら、こっちの故事成語に辿り着いちゃった・・・ので、こっちから先に発信します・・・

瓶水(ヘイスイ)の凍るを見て、天下の寒(カン)を知る
 *部分的な事柄から全般的な事柄を察知することのたとえ。

(注)デジタル大辞泉なんかだと、「瓶水 ビョウスイ」という読みがあって、(仏教語だと思うが)
 瓶水(びょうすい):瓶の水。瓶を師にたとえ、水を仏法の奥義にたとえる。
 「瓶水(びょうすい)を移す」:かめにたたえた水を一滴もこぼさずに移すように、師の教えを誤りなく弟子に伝える。
 というのがあります。

<参考>
<瓶:ビン 外)ヘイ 訓 外)かめ>  *ビン(唐音) ヘイ(漢音)
(漢検2)
瓶:かめ。びん。液体を入れる器。「花瓶」「土瓶」
下つき:花瓶(カビン)・茶瓶(チャビン)・鉄瓶(テツビン)・土瓶(ドビン)
「瓶」から始まる言葉 瓶(かめ)〈瓶爾小草〉(はなやすり) 瓶詰(ビンづめ) 
瓶子(ヘイジ):酒を入れて狭い口からそそぐ、細い壺(つぼ)形のびん。徳利。 表記)「ヘイシ」とも読む。
瓶酒(ヘイシュ)

(その他熟語など:大字源から)
瓶錫(ヘイシャク):かめと錫杖(シャクジョウ)。托鉢することをいう。「中途にて瓶錫を息(やす)む」
瓶水(ヘイスイ)の凍るを見て、天下の寒(カン)を知る:部分的な事柄から全般的な事柄を察知することのたとえ。
瓶筲(ヘイソウ):かめと、竹の小箱。度量の小さい人物のたとえ。*筲(ソウ・ショウ)、“ヘイショウ”とも読むかも。大字源では“ヘイソウ”のみの表記。
 (参考1:漢検2)
 *筲:ソウ・ショウ ふご・かご・めしびつ
 *意味:ふご。かご。竹製のめしびつ。また、わずかの量。
 *下つき:斗筲(トソウ)  (“トショウ”読みでも可のはず・・・大字源は両読み・・・)
 (参考2)
  斗筲(トショウ)の子は帝王の重きを秉(と)らず
  *器量の狭い小才の人は、帝王の重任に当たることはできない。

 *類義語候補(笑)
  徳利(トクリ・トックリ)=瓶子(ヘイジ・ヘイシ)
👍👍👍 🐔 👍👍👍

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