漢検1級198点!! 満点取るまで生涯学習!! ➪ “俳句”

我孫子・手賀沼と愛猫レオンの徒然日記。漢検1級チャレンジャーの方の参考となるブログ。2018年7月から“俳句”も開始。

<30-1向け 漢検1級 模擬試験問題 その3>

2018年03月11日 | 模擬試験問題
日本漢字能力検定(漢検) ブログランキングへ
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             <漢字の学習の大禁忌は作輟なり>         <一跌を経れば一知を長ず>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級190点台復活(あわよくば200点満点) ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ☆☆☆
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む> <百里を行く者は九十を半ばとす> <為さざるなり。能わざるに非ざるなり。(孟子)>★★★
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●<30-1向け模試>(その3)・・・自分の“立ち位置”(弱点はどこか、強みはどこか、他に減点の原因は何かなど)を確認しましょう・・・
●上記の“立ち位置”を踏まえて次回へ向けた補強策を考えてみましょう・・・時間は十分にあります。
●これまでの弊ブログ模試と相当趣向を変えています・・・基本的な問題(過去問や市販の問題集など)をメインに、難度の高い設問は少なめにしています・・・それでもレベル的には前回本番の<29-3>並みではないかと思います。
●つまり(独断での試算ではありますが)、<29-3>で160点前後だった人で、その後特段の学習を進めていない場合は、本模試も同程度(160±10)になるのではないかと想定しています。

*なお、文章題は、原文を尊重して旧かな使いを使用しているものがあります。ご了承ください。(漢字は新字に直しています)
*本番並みに、時間は60分厳守でトライしてみてください。
*それでは・・・(高得点リピーターの方には幾分“物足りない”かも知れませんが、それでも何問(=難問)かはお役にたてるかも(笑)・・・)
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<30-1向け 漢検1級 模擬試験問題 その3>

(一)次の傍線部分の読みをひらがなで記せ。1~20は音読み、21~30は訓読みである。(30)1×30
1.聊か此の鄙章を奠す   
2.何れの処にか感亨無からん 
3.猶、秋旻を望んで感涙横たわる  
4.勢、近甸を復すべし  
5.蓍草霊を失いて兆、明を欠く    
6.未だ校せず、先文刻碣の辞 
7.を碩学の門に執る 
8.恤兵金を募る  
9.蜂蠆すら毒あり 
10.広く譌言を伝布する 
11.互いに揖謝を交わして別れた  
12.道は一原に出で、九門に通じ、六衢に散ず 
13.貌は柔恭にして人と語るに嬉怡微笑す 
14.露簟清瑩として夜を迎えて滑らかなり 
15.風は粉膩を撲って艶めかしい香りを漂わせた 
16.法廷で贏輸を決する 
17.麦畑の嫩芽が目立ち始めた  
18.嶷然たる岩山が開っている 
19.冪冪たる雲を貫き光が射した 
20.の絵を描いてお守りにする 
21.に一房の藤をさす  
22.のまま冷蔵庫に入れよ 
23.その戯曲の一齣が忘れられない 
24.いたり飲めばち尽くす 
25.一頻りりが続いた  
26.る時は即ち人の我を道う 
27.蔦やが茂る山道に分け入った 
28.事実をく明らかにして記録する 
29.人の事をを調り笑う 
30.髪をって桑門に入る  

(二)次の傍線部分のカタカナを漢字で記せ。19、20は国字で答えること。(40)2×20
1.試験合格のコツをつかんだ 
2.スケソウダラは蒲鉾の原料となる 
3.この記事のシンピョウ性は高い  
4.和菓子の材料にミジンコを使う  
5.殿中でニンジョウザタに及んだ  
6.創口にバンソウコウを貼る 
7.イグサの茎は畳表に用いられる  
8.羽織の腋にマチを入れる  
9.意志弱く性ケイソウで威厳がない 
10.腿からデンブにかけて痛みがある 
11.相手の攻撃を巧みにカワした  
12.この失敗は誠にザンテンの至りだ 
13.ザンテン面諛を事とする奸臣だ  
14.平安京のコウボウは東西南北各々約五粁だ  
15.古寺のコウボウが夕靄に映える      
16.理路整然としてカンゼンする所がない
17.疑いはカンゼンと氷釈した
18.カンゼンとした笑みを湛えている
(国字)
19.話の辻ツマが合わない  
20.コガラシが身にしみる 

(三)次の1~5の意味を的確に表す語を下の語群から選び、漢字で記せ。(10)2×5
1.つらいのをがまんして努力することのたとえ。
2.ねんごろに強く善をすすめる意。
3.傾きくつがえること。失敗すること。 
4.動けないほどつかれよわる。
5.すぐれた才能  
<語群>
( しょうけつ、るいそう、ひはい、きそく、けいがん、せっし、さいしょう、さち )

(四)次の問1と問2の四字熟語について答えよ。 (30)   
問1 次の四字熟語の(1~10)に入る適切な語を下の語群から選び漢字二字で示せ。
(20) 2×10
1.(  )晦迹 2.(  )災梨 3.和敬(  ) 4.(  )之情 5.(  )嚇人
6.脣歯(  ) 7.河漢(  ) 8.轍乱(  ) 9.前途(  ) 10.笑面(  )
<語群>
( りょうえん、とうこう、せいじゃく、きけん、ていがく、ろうこ、きび、かそう、ほしゃ、しげん )

問2 次の1~5の解説・意味にあてはまる四字熟語を後の四字熟語群から選び、その傍線部分だけの読みをひらがなで記せ。(10)2×5
1.離れ離れの夫婦がお互いを思い合っていることのたとえ
2.人の歌声が清く澄んでひびきわたること
3.落成した建築物に対する褒め言葉
4.高位にいる者が遜って賢者を求めることのたとえ
5.こじつけ
<四字熟語群>
( 竹苞松茂 巫山之夢 郢書燕説 巫山蜀雨 以杞包瓜 遅暮之嘆 竜吟虎嘯 竜章鳳姿 )

(五)次の熟字訓・当て字の読みを記せ。(10) 1×10
1.紅絹 2.海狗 3.尺蠖 4.蒿雀 5.脛楯 6.番瀝青 7.愛蘭 8.胡孫眼 9.杜衡 10.知母    

(六)次の熟語の読み(音読み)と、その語義にふさわしい訓読みを(送りがなに注意して)ひらがなで記せ。 (10)1×10
ア.1.劬労 - 2.劬れる 
イ.3.懋戒 - 4.懋める 
ウ.5.倦憊 - 6.憊れる 
エ.7.覬覦 - 8.覬む  
オ.9.嶷立 - 10.嶷い 

(七)次の1~5の対義語、6~10の類義語を下の語群から選び、漢字で記せ。語群の語は一度だけ使うこと。(20)2×10
1.猜疑 2.絶巓 3.悪札 4.直諫  5.興隆
6.急逝 7.鐫録 8.鬩牆 9.叮嚀 10.別懇
<語群>
( りょうち、ないげき、しんじつ、てんねい、はいふく、いんぎん、がくろく、こうし、しんぴょう、ようかん )

(八)次の故事・成語・諺のカタカナの部分を漢字で記せ。 (20)2×10
1.イモンの望  
2.シュヒ終に外に向って曲げず  
3.コビをもって天下を取る 
4.フカを視れば爛尽す
5.仁義忠信、善を楽しんで倦まざるは、此れテンシャクなり
6.ホウカの徒に懸かるを懼る 
7.ククを以て仁となし孑孑を義となす
8.性は猶キリュウのごとし  
9.カショの国に遊ぶ 
10.セキレキに翫(な)れて玉淵を窺わず 

(九)文章中の傍線(1~10)のカタカナを漢字に直し、傍線(ア~コ)の漢字の読みをひらがなで記せ。 (30)書き2×10 読み1×10
(A)「『説苑』七に楊朱が梁王に見えて、天下を治むる事諸(これ)を掌に運らすごとくすべしという。梁王曰く、先生、一妻一妾ありて治むる能わず、三畝の園すらア.芸る能わざるに、さように容易(たやす)く天下を治め得んやと。楊朱曰く、君かの羊を見ずや、百羊にして群るれば五尺の童子一人杖を荷うてこれを東西思いのままに追い得るがごとし、堯をして一羊を牽き舜をして杖を荷うてこれを追わしめば、なかなか思いのままにならぬ、すなわち乱の始めだ。大を治めんとする者は小を治めず、大功を成す者は1.ショウカせずと。
 末吉安恭氏来示に、琉球人は山羊を温柔な獣とせず、執拗2.ゴウレイな物とす。縄にて牽き行く時その歩を止めて行かぬ事あり、その時縄を後に牽かば前に出づるも前に牽かば退くのみなり、故に山羊は3.アマノジャクだというと、これは足の構造に基づくはもちろんながら、山羊、綿羊共に決して一汎にいわるるほど柔順でなく卞彬(べんぴん)は羊性淫にしてイ.很るといった。很は〈従い聴かざるなり、また難を行うなり〉とある、それを一疋ずつ扱わで一群として扱う事の易きは誠に楊朱の言のごとし。予欧州にあった日、大高名の学者と伴(つ)れて停車場へ急ぐ途中種々の事を問い試むるにその返答は実に詰まらぬものばかりだった。われも人も肩を軋って後れじと専念する際にはいかな碩儒も自分特有の勘弁も何も出ないのだ。されば人間も羊同然箇人としてよりは群集としての方が扱いやすいかも知れぬ。
『孔子家語』や『説苑』に季桓子井を穿ちて土缶(つちつぼ)を得、中に羊あり、土中から狗を得たといって孔子に問うと、孔子はさすが博識で、われ聞くところでは狗ではなくて羊だろう・・・きっと羊で狗であるまいとウ.対えたから桓子感服したとある。『韓詩外伝』には魯哀公井を穿たしむるに一生羊を得、公祝をしてこれを鼓舞して上天せしめんとしたが羊上天し能わず、孔子見て曰く水の精は玉、土の精は羊となる、この羊の肝は土だと、公それを殺して肝を視れば土であったと出づというが、予の蔵本には見えぬ。虚譚のようだが全く所拠(よりどころ)なきにあらず、『旧唐書』に払菻国(ふつりんこく)に羊羔(ひつじのこ)ありて土中に生ず、その国人その萌芽を伺い垣をエ.環らして外獣に食われぬ防ぎとす。しかるにその臍地に連なりこれを割けば死す、ただ人馬を走らせこれを駭かせば羔驚き鳴きて臍地と絶ちて水草を追い、一、二百疋の群を成すと出づ。これは支那で羔子カオツェと俗称し、韃靼の植物羔ヴェジテーブル・ラムとて昔欧州で珍重された奇薬で、地中に羊児自然と生じおり、狼好んでこれを食うに傷つけば血を出すなど言った。・・・『古今要覧稿』に引いた『西使記』に、〈壠種(ろうしゅ)の羊西海に出づ、羊の臍を以て土中に種え、漑ぐに水を以てす、雷を聞きて臍系生ず、系地と連なる、長ずるに及び驚かすに木声を以てすれば、臍すなわち断ち、すなわち能く行き草を噛む、秋に至り食すべし、臍内また種あり〉というに至りては、真にお臍で茶を沸かす底の4.ホラ談(ほらばなし)で、『淵穎集』に西域で羊の脛骨を土に種えると雷鳴に驚いて羊子が骨中より出るところを、馬を走らせ驚かせば臍緒を断ちて一疋前の羊になるとあるはますます出でていよいよ可笑し。 」(「羊に関する民俗と伝説」南方熊楠)

(B)「鄙文二道(注)は無論行旅に作る所、草々として5.ケッセンし、未だオ.烹錬を経ず。蕪陋6.ヒリなり。矩方平生心を用ふること粗脱にして、文章の体裁より篇章字句の法、抑揚頓挫の節に至るまで漫にして精究せざれば、もし烹錬精到ならしむるとも固より以て先生長者の前に陳ぶべきものに非ず。然れども亦区々たる精神の寓する所なり。若し辞の蕪陋ヒリを慙ぢて強ひて自ら7.カイトウせば、将、何を以て命を聴き教を承くるを得ん。ここを以て敢へて稿を具して益を請う。先生長者其の卑下を以てせずして辱くも叱正を賜へ、万冀望する所なり。吉田矩方拝。
(注)次の「長崎城址に登る」と「加藤公に禱る」の二篇をさす。
(長崎城址に登るの記)
・・・古戦場を経、古城址に登る毎に、未だ嘗て慷慨悲愴し、昔の能将智士を思ひ起こして戦守の策を議論せざることあらざるなり。今茲カ.庚戌十一月念七。長崎城址に登りて亦一嘆を発しぬ。聞く、文禄の時、長崎甚左衛門なる者これに拠り、険を恃み命を拒む。豊太閤征韓の余威を以て軽兵をキ.差わし、一鼓して之を抜くと云ふ。今其の地形を相するに、烽山其の背に興り、昆山其の右に連なり、彦山其の左にク.聳ゆ。而して市廛邸宅の甍を連ねて8.リンリンたるもの目下に聚まる。道径の矢上よりして入るものは其の左址に出で、長与よりして入るものは其の右址に出づ。余乃ち四方を傲視するに、9.ロを小とするの志あり。因って嘆じて曰く、「宜なるかな、甚左の恃みて命を拒みしも」と。然りと雖も甚左の敗は恃みて備へざればなり。豈、地の利ならざるを為ならんや。後の人苟も斯の利に因りて而も恃むことなくんば、則ち長崎の10.ショウチたる寧んぞ他に求めんや。辺防の為に之を策するに、築城の設なかるべからず。城既に築かば即ち以て根拠と為すべし。乃ち堠(ものみ)を諸山に置いて以て海寇を望む、烽山は以て大村の海を望べく、昆山は以て時津の海を望むべく、彦山は以て天草の海を望むべし。・・・万一黠虜、暴悍の将に命じ百死の策を建てて迅(すみや)かに港内に入り、毒丸ケ.奔迸して吾が市廛邸宅を焚燬破砕し、猛烈の威を藉り擾乱の機に乗じて悍然と上陸し形勢を占拠せば、或いはコ.幺麼小醜の為に大兵を動かすに到らんも亦慮るべからざらんや。甚左は亡将なり、与(とも)に議論規画するに足らず。吾、登臨の嘆き、誰を起してか与(とも)に論ぜん。遂に記しぬ。 ・・・(加藤公に禱る)・・・以下略・・・ 」(「西遊日記 鄙文二道」吉田松陰)
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<30-1向け 漢検1級 模擬試験問題 その3 標準解答>
(一)
1.ひしょう 2.かんこう*神意に通じること 3.しゅうびん 4.きんでん 5.しそう 6.こくけつ 7.し 8.じゅっぺい 9.ほうたい 10.かげん 11.ゆうしゃ 12.りっく・りくく 13.きい 14.ろてん 15.ふんじ 16.えいしゅ 17.どんが 18.ぎょくぜん 19.べきべき 20.ばく
21.かめ 22.びん 23.ひとこま 24.すなわ(ち) 25.さえず(り) 26.はなひ(る) 27.かえで 28.よ(く) 29.あざけ(り) 30.た(って)
(二)
1.骨 2.助惣鱈 ・助宗鱈  *解答に表示してあるのは国字の“たら”の異体字です。国字の“たら”が反映しないので表示していませんが、国字・異体字ともOKだと思います。また、国字の出題なら国字の(異体字でない)“たら”を記載したほうが良いと思いますが・・・。(参考)すけソウだら:スケトウダラの別称。 介党(すけトウだら)。 3.信憑 4.微塵粉 5.刃傷沙汰 6.絆創膏 7.藺草・藺 8.襠 9.軽躁 10.臀部 11.躱 12.慙靦 13.讒諂 14.広袤 15.高甍 16.間然 17.渙然 18.莞然 19.褄 20.凩
(三)
1.焠掌(さいしょう):つらいのをがまんして努力することのたとえ。(孔子の弟子が眠けをさますため、掌を焼いて勉強したこと故事から。)
2.切偲:ねんごろに強く善をすすめる意。(漢検四字熟語辞典)
切切偲偲:ねんごろに事こまかく善をすすめ励ますこと。
3.猖獗・猖蹶:傾きくつがえること。失敗すること。 
(漢検2)②激しくくつがえること。荒れて失敗すること。
(広辞苑)②傾きくつがえること。失敗すること。
 *ダミー:蹉躓(サチ):(広辞苑)(主として明治期に使われた語。)つまずくこと。失敗すること。蹉跌。
4.疲憊(ひはい):動けないほどつかれよわる *ダミー:羸痩るいそう
5.驥足  *ダミーけいがん:慧眼 炯眼
(四)
問1
1.韜光 2.禍棗 3.清寂:✖静寂 4.棣鄂 5.鬼臉 6.輔車 7.斯言 8.旗靡 9.遼遠 10.老虎
問2
1.しょくう 2.こしょう 3.ちくほう 4.ほうか 5.えいしょ
(参考)
1.巫山(蜀雨):離れ離れの夫婦がお互いを思い合っていることのたとえ
2.竜吟(虎嘯):人の歌声が清く澄んでひびきわたること
3.(竹苞)松茂:落成した建築物に対する褒め言葉
4.以杞(包瓜):高位にいる者が遜って賢者を求めることのたとえ。
5.(郢書)燕説:こじつけ
ダミー:(巫山)之夢  (遅暮)之嘆  竜章(鳳姿)
(五)
1.もみ 2.おっとせい 3.おぎむし 4.あおじ 5.はいだて 6.ペンキ 7.アイルランド 8.さるのこしかけ 9.かんあおい 10.はなすげ
(六)
1.くろう 2.つか(れる) 3.ぼうかい 4.つと(める) 5.けんぱい 6.つか(れる) 7.きゆ 8.のぞ(む) 9.ぎょくりつ 10.たか(い)
(七)
1.信憑 2.岳麓 3.瑶函(瑶緘・瑶簡) 4.諂佞 5.陵遅(参考:「陵夷(りょうい)」も対義語となる)
6.溘死 7.佩服 8.内郤・内隙(2018.5.15 「内隙」を追加。大字源によれば「内郤=内隙」)  9.慇懃 10.親昵
(八)
1.倚門 2.手臂 3.狐媚 4.斧柯 5.天爵 6.匏瓜 7.煦煦 8.杞柳 9.華胥 10.磧礫
(九)
1.小苛 2.剛戻 3.天邪鬼(*広辞苑には「天邪久」もある) 4.法螺 5.結撰6.鄙俚 7.晦韜 8.鱗々 9.魯 10.勝地
ア.くさぎ(る)(原文ルビは“きさき(る)”だが、“くさき(る)”の誤植と思われる。なお、現行訓読みに合わせ“くさぎ(る)”とした) イ.もと(る) ウ.こた(えた) エ.めぐ(らして) オ.ほうれん カ.こうじゅつ(「かのえいぬ」でも〇だろう) キ.つか(わし) ク.そび(ゆ) ケ.ほんぽう コ.ようま
(補足)
*結撰:文章にまとめること。 「哲理的文芸は,大胆にありのまゝに理知を-して/囚はれたる文芸 抱月」
*魯を小とするの志
(全集頭注)「孟子」尽心上篇第二十四章に「孔子東山に登りて魯を小とす」とあるよりいう。おる所が高くなるにつれて視る所はますます小さくなることをいう。
(孟子)「東山に登りて魯を小とし、太山に登りて天下を小とす」
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Unknown (ボクちゃん)
2018-03-11 14:44:47
いつもお世話になります。

×箇所であります。
字形の減点からたぶんおっこってると思いましゅ。

(一)
05/08/24

(二)
12/17

(三)
01/02/05

(四)1
03/07/10

(四)2
04

(七)
02/03/07

(八)
03/05

(九)
01/05/08
返信する
RE:ボクちゃん (syuusyuu)
2018-03-11 17:09:22
こんにちは。
・・・やはり実力は十分、あとは字体・字形ってとこでしょうか(笑)貴ブログで手書きのメモのようなもの、見せてもらいましたが、私と良い勝負です(笑)さすがにマルで字は書きませんが、竹かんむりは昔から4画で済ませていたし、色々とクセがついているのをしっかりと矯正するのは大変です(大笑)
次回まで、どんどん(ゆっくり、正確に)書いて励まれたらどうでしょう(笑)・・・人の事は言えませんが(苦笑)
トライ、ありがとうございました。とても参考になりました。
返信する
今回二番手~ (rikuroku)
2018-03-12 14:01:09
こんにちは~

もっとみんなチャレンジすればいいのにな~
してるのかな~?

してるならコメントしたほうが定着すると思うんだけどな~

ボクちゃんに続いてチャレンジさせていただきました~

以下誤答及び詳細 勝手ながら予想点数です。
参考にしてくださ~い

(一)標準かな~ 予想25点
6.こっけつ ?

(二)ちょい難 予想32点
2.介宗鱈
4.微糝粉 

(三)ちょい難 6点
2.切至

(四)難 問1 12点 問2 8点
7.至言
10.牢固

(五)難かな~ 予想5点

(六) 標準 8点

(七)標準 16点

(八)難 12点

(九)難 書き:10点 読み:8点
1.小過 
5.結牋 
8.輪輪 
9.廬

ありがとうございました~
その10まで楽しみで~す




返信する
RE:今回二番手~ (syuusyuu)
2018-03-12 14:38:35
・報告ありがとう。
・(一)6.こっけつ ?もOKかなあ?促音の扱いがイマイチよくわからない・・・
・難易度の感じ方が微妙に違うね・・・各分野の<>書きが当方にて想定していた点数(計159点)・・・rikuちんのを足すと147点ぐらいだねえ・・・四字熟語と故事成語での開きが大きいね・・・参考になりました。
 (一)標準かな(予想25点) <27>
 (二)ちょい難(予想32点) <36>
 (三)ちょい難(6点)     <4>
 (四)難 問1 12点<16> 問2 8点<8>
 (五)難かな~(予想5点)<7>
 (六) 標準 8点<8>
 (七)標準 16点<16>
 (八)難 12点<16>
 (九)難 書き:10点<12> 読み:8点<9>
返信する
難しかったです・・・ (まあ、まったりと)
2018-03-18 00:03:47
怖いもの見たさに?(失礼)と、久々にトライしてみました。
趣向を変えられたとのことで、まずまず取れるかと思いつつ、全然でした(´・ω・`)
知識の幅がまだまだなのでしょうか・・・。
以下、得点とミス箇所です。
[1]26点 5,6,10,30
[2]28点 1,2,4,15,16,17
[3]2点 1,2,3,5
[4]18点 3,4,7,9,10,14
[5]6点 2,4,5,10
[6]10点
[7]12点 2,3,5,8
[8]16点 3,5
[9]17点 1,5,6,7,8,9,キ
合計 135点
返信する
RE:まあ、まったりと さま (syuusyuu)
2018-03-18 06:55:36
・こんにちは。トライ、ありがとうございます。
・折角のご報告なので、自分なりに以下の通り検証してみました。
・まったりとさまの場合、「知識の“幅”が」というわけではないと思いますよ。本番で150点台の人だから、実力は十分・・・、“幅”というよりも現状の知識の“活用”“応用”の問題のような気がしますが・・・。
・以下、貴下の実力なら取れてもおかしくはないと思えるところを検証・・・
[1]26点 5,6,10,30
5.蓍草 6.刻碣 10.譌言 30.祝(って)
・・・5.6.10.は音は一つしかないし・・・
・・・30.「祝って」:「祝髪」熟語は漢検2にあるし・・・
で、ここはもう少し取れたと思いますよ・・・あと2~3点はプラスになるはず。
[2]28点 1,2,4,15,16,17
1.骨 2.助惣鱈 ・助宗鱈4.微塵粉15.高甍 16.間然 17.渙然
・・・ほとんど過去問などからなんですけど、幾つかはミスするにしても、4.15.17.あたりは出来た筈・・・+6点
[3]2点 1,2,3,5
1.焠掌 2.切偲 3.猖獗・猖蹶 5.驥足
・・・この分野は高難度。でも5.は過去問なので+2点は欲しかった
[4]18点 3,4,7,9,10,14
3.清寂:✖静寂 4.棣鄂 7.斯言 9.遼遠 10.老虎 問2-4?ほうか
・・・ここも難しいといえば難しかったかも知れないけど、3.4.9.は通常レベル(漢検四字辞典の大見出しレベル)かと・・・+6点
[5]6点 2,4,5,10
2.おっとせい 4.あおじ 5.はいだて 10.はなすげ
・・・2.と5.はよく出る問題かも・・・+2点
[6]10点
見事!熟語と意味と読みは理解十分。
[7]12点 2,3,5,8
2.岳麓 3.瑶函(瑶緘・瑶簡) 5.陵遅(参考:「陵夷(りょうい)」も対義語となる) 8.内郤
・・・過去問2.と5.それと、あと一つぐらいはなんとかなった筈・・・+4~6点 
[8]16点 3,5
3.狐媚 5.天爵
・・・ここは仕方ナシかな?でもここは8割だから十分。
[9]17点 1,5,6,7,8,9,キ
1.小苛 5.結撰 6.鄙俚 7.晦韜 8.鱗々 9.魯
キ.つか(わし)
6.はヒリという響きから浮かんでくるようになれば良いのですけどねえ
7.は逆さま熟語・・・これもピンとくるようになればしめたもの
8.は文脈から“鱗次櫛比”(=甍がつらなる様子)なんて四字熟語が浮かぶようになれば、導き出せそうなんですけどね。
キ.は「差遣」(漢検2)とか同様の意味の熟語が一つでも浮かべば読める筈・・・
・・・文章題は難問ですが、書きであと2問は(現状の知識の幅で)なんとかなるはず。読みももすこし粘ればできたかも知れないはず・・・で、ここは+5点は取れそう。
・以上で、現状の力でも+27~30点(計162~165点)ぐらいは取れたように思うのですけど、どうでしょうか?
・また、ご挑戦いただき、ご感想&コメントなどいただければ幸いです。
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漢検1級の勉強に困っています (マリオ)
2018-03-31 23:39:52
漢検1級を二回落ちた高校生です。しかも、二度目は概ね半分というところに止まってしまいました。苦手な分野は語選択と当て字です。その二つの勉強に困っています。どうすればいいのでしょうか?最近の一級は難しくて初合格の大きな障碍になりそうです。
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RE:マリオさん (syuusyuu)
2018-04-01 05:31:31
マリオさん、おはよう。早速ですが・・・
①当て字対策
 こちらは簡単ですよ、これは完全に暗記分野ですから・・・。しかも、出題範囲は経験上ほぼ“漢検辞典”の巻末からですから。巻末をすべてマスターすれば9~10点は取れます。でも・・・後記③へ・・・
②語選択対策
 こちらは一言では説明やアドバイスができないむずかしさがありますね。語彙力を増やすことといってしまえばそれまでですが、過去問を中心に問題を数多く解く練習をしながら、“熟語”を構成する漢字一文字ごとの意味を把握できるようになっていれば応用も効くようになると思うのですが・・・。でも・・・後記③へ・・・
③私が思うに、マリオさんのいう“初合格の大きな障礙”には、この2分野はならないと思うのですが・・・・
ア.この2分野は配点10点ずつ・・・計20点。50~60%できれば良いぐらいの取り組みで良いのでは?
・当て字:なるべく多くの過去問に取り組むことで、このくらいは取れると思います。
・語選択:こちらも過去問をこなすぐらいで良いのでは?初合格のためには、この分野は1~2問できれば上出来と思うぐらいで良いと思いますけど。
イ.この2分野に注力するよりも、他の、配点の大きい分野対策のほうが重要だと思います。書き・読み、四字熟語、対・類の分野での得点をのばすようにしたほうが、効率の面からはずっと良いと思いますが・・・
ウ.マリオさんの“強み弱み”がよくわからないので抽象的なアドバイスになってしまいますが、他の分野は大丈夫なんでしょうか?当て字・語選択で10点しか取れなくても、まだ他の分野で180点も残ってますよ(笑)
以上ですが、少しでもヒントになれば・・・。も少し、他の分野の学習方法・内容も含めて対策を考えたほうが良いような気がしますけど・・・。
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得意分野は熟字訓の読みです (マリオ)
2018-04-05 00:14:12
この前語選択と当て字の勉強法について教えていただきありがとうございました。それと質問ですが1級の読みと書き、それと類対と故事成語の勉強法にも僕は困っています。どのようにしていけば、8割9割取れるのでしょうか?前の試験では読みは4割書きは6割類対4割故事成語3、4割、文章題では
書き3割、読み6割でした。あと合格するために極めて難しいshushuさんの模試も参考にしていこうと思います。
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RE:マリオさん (syuusyuu)
2018-04-05 06:52:02
マリオさん、おはよう。マリオさんのご質問にお答えするのは、この紙面ではとても足らない(むずかしい)と思いますが、簡単に書くとすると、
①読み書き:基本中の基本ですから、まずはこの分野で9~10割は取れるぐらいの自信と力を養成するのが先決・・・そのためには、
・過去問(最低過去10年分ぐらい)に習熟すること。
・そのうえで、市販の問題集やネット上の模試や分野別問題を提供してくれているブログ上の問題をこなすこと(当ブログ以外に「模試倉庫」さんのブログがお薦め)
②その他の分野
・過去問10年分ぐらいで50~60%ぐらいまでは対応できると思いますが、それ以上の勉強・学習は①をマスターしてからというところでしょうか・・・。①の成果が出たら、また、ご照会ください。
③蛇足
・「四字熟語」は自信あるのかな?この分野をマスターすることは他の分野へも応用が効くので重要・・・・漢検四字熟語辞典をマル暗記するぐらいに習熟することが肝要・・・マル暗記といっても、四字熟語だけでなく、その熟語の意味や(それが出来た)背景や周辺知識も併せて覚えておくと、他の分野にも応用が効きますよ。
・取り敢えずこんなところでしょうか。まずは基本中の基本をしっかりとやってください。読み書きだけで1か月ぐらいはみっちりやってみてください。基本が疎かなまま、模試や色々な問題に手を出しても力はつきませんよ。
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