朝、出勤時に歩いていたら足もとに転がりこんできた!なにこれ?
拾って仕事場に持ってきちゃいました。
【本題】
私の知り合いに関西の方で不動産オーナー兼会社社長をされている方がいます。
このひと自分のブログでも月300冊の読破報告と感想を書いているのですが、
疑問符なんですよね。
中身を精査すると、ゴルゴ13とかのたり松太郎とか海外旅行ガイドブック本が1/3くらいを占めていて、あとは自己啓発本とビジネス本とある新興宗教団体の啓発本。
小説は嫌いらしくて0冊。
でも、人の読書内容を批判するつもりはありません。
むしろどんなスタイルでも分野でも良いのです。
オールマイティでも偏っていても…OK!
このひとの持家がまたすごくて、地下1階の地上5階建てのビルみたいな自宅。エレベーター勿論あり。
その地下室に巨大な書庫があり、思い出したのが大学生時代に図書館内の史料室がこんな感じだった。
じゃあ何かというとそれだけのものを持っていて一応「本」も読んでいる人なんだけど、話していてちっともオモシロクナイんだよ!
何だろこれ?
…とずっと考えていたら、思い出したことが一つ。
田中康夫がむかしエッセイで書いてた。いくら本を大量に読んでもそこに引っ掛かる感性や感受性がもともとない人は読書は無意味だ。
とか、言ってたのを思い出したのだよ。
その人は年間5回は海外旅行へ行き、月に2,3回は大阪界隈の一流ホテルや料亭へ通っている人でブログにもそれをアップしてる。
そういうのは面白くないんだけども。
唯一、これは!という話があったのです。
阪神大震災の時に半壊したアパートやマンションの後処理で入居者とのやり取りのエピソードを聞いた時でした。
貸す方も借りている方も大変な事態なんですが一応合意に達して終わった時に思い出話として聞いた話でした。
やっぱりその人しか経験していない特化したエピソードが俄然心に訴えかけてくるのです。
後にも先にもそれしかないのですが。
その社長もそれからの人生観は劇的に変わったと言ってました。
そのへんな読書ノルマもそれ以降から拍車がかかっていったようですが…