FREAKY 13 DEAKY

酔いどれの誇りと踊る熊へ

「スリービルボード」観に行きましたァ~!

2018-02-20 14:53:02 | 映画感想
アカデミー賞までに観ようかどうしようか迷っていたけど。

観れて良かった。
これ今年のナンバーワンじゃない。
作品賞。
監督賞。
脚本賞。
助演男優賞。
いけるじゃない。

「…でも誰かが責任を負わないとならない。」
主人公ミルドレットのセリフ。
娘が惨殺されて半年たっても犯人が見つからない。

ミズーリ-州架空の街。
人種差別の激しく超保守的な街。
黒人虐めにかまけて、自分の娘を殺した犯人を一向に上げられない街の警察。
そこの署長に一石を投じる。
三つの「路面看板」に託して。
そして血と炎が巻き起こる。
怒りの矛先は誰に向ければいいのか。
一体全体どう解決するのか。
落とし前はどうつければ良いのか。
善人悪人の区別がつけられないキャラクターだ。
でも何が悪で善かは分かる。
何が暴力かは分かる。
でも「愛」は?
「愛」の形は様々に変貌する。

怒りと暴力そして怒りと暴力の連鎖反応。
出口はあるのか?


そして、誰かがこの責任をとらなければならないのだ。

どうやってこの円を閉じることができるのかハラハラし通し。

登場人物らに救いはあるのか。
観ているこっちにも。

エンドクレジットが出た後の余韻…

こういう映画を年に何本でいいから観たいのだ。




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