一度駄作に当たってから邦画から遠ざかっていた…
久しぶりの邦画だ。
しかも話題作。
そしてこの監督のは劇場で観る価値あるのかないのか迷っていながら今日まで…
ストーリー解説は端折って本題。
良かった。
何が良かったか。
主人公のダメっぷりを阿部寛が演じてくれたことが嬉しい。
ダメ男の転落と再生物語。
イイ映画あるあるじゃないけど、ホントこのダメ男俺みたいだわ。
これ、俺の話しじゃん。
そしてこのオレを阿部ちゃんが演じてくれた。
…みたいな感じです。
女と男は根本から違うよということ改めて見せつけられる。
女性は現実の世界にしっかりと足をつけて生きていける。
そして現実を生み出し育てていく力を持って生きている。
いつまでたっても男は、とくにダメ男はいつか逆転ホームランをかましてやる!と勢いこんで→ギャンブルに、そして宝くじに一発を賭ける…
月5万円の養育費も払えなくなった男売れない小説家と不動産会社経営の再婚予定者の男。
再婚予定の男は連れ子も彼なりに誠実にしっかりと受け入れている。
これはもう勝ち目無しだよ阿部ちゃん(T_T)
でもこの息子が少年野球の試合で見送り三振した時に再婚男から勝負しなきゃ!ホームラン狙っていかないとヒーローなれないよ!?と
言われた時に別にヒーローになれなくてもいいよと言っていた。
フォアボールを狙って出塁しようとしていた。
それは元父の阿部ちゃんも遠く離れたところでつぶやく…
本当の気持ちを知っていたのは元父だった。
でもダメ男。
ええ恰好しいで定職につかないでギャンブルで一発逆転しようとする男。
離婚した元妻にドサクサに紛れてやっちゃおうとして思いっきり引っ叩かれる恰好悪さ…(-_-;)
年下だけど頼りになる仕事場の女の子が凄く感動的なことを教えてくれる。
女というものは前の男のことをパソコンの書き換えみたいにオフにして消すんじゃない。
それは油絵みたいに一度書いた絵の上から上塗りするみたいにキャンバスの上に描き足していくのよ。
だから完全に消してしまうのではなくずっと絵の下に埋もれていくの。
二転三転ダメ男の物語は展開していくけども、真木よう子演ずる元妻だけはブレない。
現実を直視して生きていかなければならないのだからブレたりしない。
最後は未練タラタラの元亭主に「お願いだから前に進ませてください」と静かに伝える。
社会的に見たら再婚相手は申し分なしの男なのにいけ好かない奴に見えるのは何故だろう?
「結果」をきっちり出せている勝ち組の男と鳴かず飛ばずの夢追い人の負け組男の図式。
それでもダメっぷりを絵に描いたような主人公に微笑ましく思えるのは何故だろう?
おそらくカメラを通して見ているこの目線はこの主人公の亡き父親のものだからではないだろうか。
もっと言えば年老いた母親の目線に映った息子の姿だからなのではないか。
どうしようも無い奴なのに憎めない…(:_;)
なぜだか愛おしい…
是枝裕和の作りあげる映像の中には情報量が沢山入れこんである。
日本社会の世相を画面に忍ばせている。
これがこの監督ならではのところなのか。
しゃぼくれたダメ息子に母が教えてくれる。
なんで未来や過去ばかり眼を向けて今を見ないの?と。
そうだよね、その先の未来ばかり夢見て過去ばっかり未練タラタラで…
今この現実を直視しないところ。
そうか、妄想でもなく夢でもなく現実と事実をちゃんと受け入れて生きていけるか否かだよな…
久しぶりの邦画だ。
しかも話題作。
そしてこの監督のは劇場で観る価値あるのかないのか迷っていながら今日まで…
ストーリー解説は端折って本題。
良かった。
何が良かったか。
主人公のダメっぷりを阿部寛が演じてくれたことが嬉しい。
ダメ男の転落と再生物語。
イイ映画あるあるじゃないけど、ホントこのダメ男俺みたいだわ。
これ、俺の話しじゃん。
そしてこのオレを阿部ちゃんが演じてくれた。
…みたいな感じです。
女と男は根本から違うよということ改めて見せつけられる。
女性は現実の世界にしっかりと足をつけて生きていける。
そして現実を生み出し育てていく力を持って生きている。
いつまでたっても男は、とくにダメ男はいつか逆転ホームランをかましてやる!と勢いこんで→ギャンブルに、そして宝くじに一発を賭ける…
月5万円の養育費も払えなくなった男売れない小説家と不動産会社経営の再婚予定者の男。
再婚予定の男は連れ子も彼なりに誠実にしっかりと受け入れている。
これはもう勝ち目無しだよ阿部ちゃん(T_T)
でもこの息子が少年野球の試合で見送り三振した時に再婚男から勝負しなきゃ!ホームラン狙っていかないとヒーローなれないよ!?と
言われた時に別にヒーローになれなくてもいいよと言っていた。
フォアボールを狙って出塁しようとしていた。
それは元父の阿部ちゃんも遠く離れたところでつぶやく…
本当の気持ちを知っていたのは元父だった。
でもダメ男。
ええ恰好しいで定職につかないでギャンブルで一発逆転しようとする男。
離婚した元妻にドサクサに紛れてやっちゃおうとして思いっきり引っ叩かれる恰好悪さ…(-_-;)
年下だけど頼りになる仕事場の女の子が凄く感動的なことを教えてくれる。
女というものは前の男のことをパソコンの書き換えみたいにオフにして消すんじゃない。
それは油絵みたいに一度書いた絵の上から上塗りするみたいにキャンバスの上に描き足していくのよ。
だから完全に消してしまうのではなくずっと絵の下に埋もれていくの。
二転三転ダメ男の物語は展開していくけども、真木よう子演ずる元妻だけはブレない。
現実を直視して生きていかなければならないのだからブレたりしない。
最後は未練タラタラの元亭主に「お願いだから前に進ませてください」と静かに伝える。
社会的に見たら再婚相手は申し分なしの男なのにいけ好かない奴に見えるのは何故だろう?
「結果」をきっちり出せている勝ち組の男と鳴かず飛ばずの夢追い人の負け組男の図式。
それでもダメっぷりを絵に描いたような主人公に微笑ましく思えるのは何故だろう?
おそらくカメラを通して見ているこの目線はこの主人公の亡き父親のものだからではないだろうか。
もっと言えば年老いた母親の目線に映った息子の姿だからなのではないか。
どうしようも無い奴なのに憎めない…(:_;)
なぜだか愛おしい…
是枝裕和の作りあげる映像の中には情報量が沢山入れこんである。
日本社会の世相を画面に忍ばせている。
これがこの監督ならではのところなのか。
しゃぼくれたダメ息子に母が教えてくれる。
なんで未来や過去ばかり眼を向けて今を見ないの?と。
そうだよね、その先の未来ばかり夢見て過去ばっかり未練タラタラで…
今この現実を直視しないところ。
そうか、妄想でもなく夢でもなく現実と事実をちゃんと受け入れて生きていけるか否かだよな…