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大沢在昌著、角川文庫刊
大沢さんの比較的初期の短編集です。六本木に住む男達が主人公で、境遇や生業などが様々ですが、いずれも自らだけを恃みにしている、連まない、潔いところが共通するようです。本書の発表(1985年)から5年後に新宿鮫シリーズが始まりますが、主人公の立ち姿は共通するものの、舞台が六本木から新宿へ変わり敵役との関わり合いがより濃密に、リアルになっていくように思います。本短編集は、「架空のおはなし」という趣が強く、体臭を感じませんが、大沢さんの描くハードボイルドの香りは、より濃厚です。悪くない作品でした。
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URL => https://ja.wikipedia.org/wiki/大沢在昌
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評価は4です。
※壁紙専用の別ブログを公開しています。
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=> カメラまかせ 成り行きまかせ その2
大沢さんの比較的初期の短編集です。六本木に住む男達が主人公で、境遇や生業などが様々ですが、いずれも自らだけを恃みにしている、連まない、潔いところが共通するようです。本書の発表(1985年)から5年後に新宿鮫シリーズが始まりますが、主人公の立ち姿は共通するものの、舞台が六本木から新宿へ変わり敵役との関わり合いがより濃密に、リアルになっていくように思います。本短編集は、「架空のおはなし」という趣が強く、体臭を感じませんが、大沢さんの描くハードボイルドの香りは、より濃厚です。悪くない作品でした。
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