村山孚(まこと)著、草思社刊
老いを自覚した時、どのように処するかは人によるでしょう。それまでの来し方、境遇、状況によって様々でしょうが、多くは、それまでの人生の積み重ねの延長で考えるのではないでしょうか。しかし、いわゆる老後は、それまでの仕事を通じた社会との交わり方と縁が切れる人がほとんどであってみれば、それまでの積み重ねを土台としても、世に処す姿勢は大きく変わらなければならないはずです。それが出来ないばかりに、退職後の社会活動で挫折したり周囲に迷惑を掛けることがあるとのこと。
著者は、立派な経歴をお持ちですが、本書では、そのような経歴故の身の処し方を感じません。十分な学識を持ちながらも、淡々と世に処する生き方を感じました。本書は、老人自立宣言と題した著者の6つの指針ごとに、ご自身の経験や識見を基に、実践的かつ具体的なことを提言しています。なにより80代の坂を登りつつ、30年の来し方を振り返り、身体が老いることの現象、欲求や知覚の変化を具体的に語っています。大いに参考になりました。
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URL => http://ja.wikipedia.org/wiki/村山孚
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評価は4です。
======= 写真 ========
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老いを自覚した時、どのように処するかは人によるでしょう。それまでの来し方、境遇、状況によって様々でしょうが、多くは、それまでの人生の積み重ねの延長で考えるのではないでしょうか。しかし、いわゆる老後は、それまでの仕事を通じた社会との交わり方と縁が切れる人がほとんどであってみれば、それまでの積み重ねを土台としても、世に処す姿勢は大きく変わらなければならないはずです。それが出来ないばかりに、退職後の社会活動で挫折したり周囲に迷惑を掛けることがあるとのこと。
著者は、立派な経歴をお持ちですが、本書では、そのような経歴故の身の処し方を感じません。十分な学識を持ちながらも、淡々と世に処する生き方を感じました。本書は、老人自立宣言と題した著者の6つの指針ごとに、ご自身の経験や識見を基に、実践的かつ具体的なことを提言しています。なにより80代の坂を登りつつ、30年の来し方を振り返り、身体が老いることの現象、欲求や知覚の変化を具体的に語っています。大いに参考になりました。
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