「運動の日常性の大切さを語る 代表 田中さとじ」
北海道瀬棚郡今金町田代地区自治会主催の
「健康づくり大会」に招かれました。
黒松内から車で約1時間、日本海方面です。
30歳代から70歳代の約30名の参加者でした。
現役を退かれた農業従事者や、現役の方の参加が大半でした。
最近このような、地域での催しに呼ばれることが多くなったのですが、
「日本の高齢社会」が進んでいることを実感させられます。
今日は、こんなお話をさせていただきました。
最初は、
「丈夫で長生き、3回患って死ぬ、美しい人生」を合言葉に、
健康づくりを実践している北海道・鷹栖町の話をしました。
(ヒトは「生まれて」「生きて」「病んで」「死ぬ」事実のなかで、
どんな生き方をし、どんな老い方をし、どんな病み方をし、人生の
終焉を迎えるのか。最後の最後まで「自分の始末は自分でできる自立力」
を持ちましょう。そのために、よく動く身体づくりをしましょう。)
ふたつ目は、
「ロコモ(ロコモティブシンドローム)」についての話でした。
(運動器(骨・関節・筋肉・神経など)の働きが衰えると、日常生活の自立度が
低下し、要介護になっていったり、寝たきり状態に近づいていく可能性が
高くなる。よって、日常生活の中に運動を取り込むことは現在人にとって
不可欠であり、田中式健康体操は①有酸素運動 ②筋力増強運動
③ストレッチ運動④バランス運動⑤腹式呼吸運動が処方されていて、ロコモ退治
には有効な体操であること。一日でも早く運動を始めましょう。)
「骨格模型で脊柱のS字状湾曲を説明する 副代表 田中弘二」
三つ目は、
「ヒトにとって良い姿勢とはなにか」についての話でした。
(500万年のヒトの進化の過程で勝ち取った「ヒトの脊柱のS字状湾曲」を
いつまでも保持し続けることが、老化スピードを鈍化させると共に、
いろんな疾病予防にもつながること。日常生活の中でよい姿勢を心がけましょう。)
このような話のあと、約50分からだを動かしました。
代表の田中さとじは
「貯金は使うと減り、使わないと貯まりますが、
貯筋は使うと貯まり、使わないと減りますよ。」と
大きな声での指導が始まりました。
「腰部筋、特に股関節に関係する筋群を円滑に動かす運動」
始終、和やかで笑い声いっぱいの講演と講習会は、無事終了しました。
講演に行く途中、北海道に移住して以来お世話になっている今金町の友人宅にも
あいさつに立ち寄ることができました。
「体操のおかげで、今日も充実した一日だったね。」と帰路の車中での反省会。
今日の道南の北海道は、あんなに降り続いた雪も一休みで、道路も乾いていて
夕方5時に無事帰宅しました。