パネットーネを食べました
本日は朝食に妻の作ったパネットーネを食べました。
パネットーネについては、本ブログの「ミラノのヴィスコンティ-ルネサンスと宗教改革と食の革命(5)」で取り上げたことがあります。その一部を転載しておきます
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ルネサンス期のミラノで誕生したお菓子としては「パネットーネ(Panettone)」がある。パネットーネはスフォルツァ家が支配した頃のミラノで、クリスマスに欠かせないものとして作られるようになったと言われている。
パネットーネはドライフルーツが入った発酵菓子パンだ。材料は小麦粉、砂糖、卵、バター、酵母、そして干しブドウなどのドライフルーツだ。砂糖とバターが入ると小麦粉の生地は発酵しにくくなるが、初乳を飲んだ子牛の腸から採った特殊な酵母を用いてゆっくりと発酵を行うことでパネットーネは作られる。
一方、ドライフルーツが入っていないものは「パンドーロ(Pandoro)」と言い、ロンバルディアの西にあるヴェローナの銘菓だ。現代ではパネットーネとパンドーロはイタリア中でクリスマスに食べるお菓子の定番となっている。また、パネットーネはイタリア移民によって南米に伝えられ、そこでもクリスマスに欠かせないお菓子となった。
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こんな感じの生地をパネットーネの紙製の方に入れてオーブンで焼きます。
焼き上がりはこんな感じです。
マスカルポーネチーズと一緒に食べることが多いそうです。でも、パネットーネだけでもとても美味しかったです。
最近のミラノでは、さらにカスタードクリームを添えるそうですが、そうするとすごいカロリーになりそうです。