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日本の真の活性化を考える  吉川忠雄

韓国が日本への「復讐心」を育てていることと歴史を反省しない日本の右派はどちらも両国民に危険

2013-05-24 09:23:23 | 日記

 ★ 韓国の大手新聞の中央日報が次のような論説委員のコラムを掲載しました。

安部首相らの歴史認識を批判し、旧日本軍の731部隊という細菌兵器研究部隊の人体実験を非難する文脈の中で、「日本の広島と長崎に原爆が落ちたのは神の懲罰だった」とか「日本の軍国主義の犠牲になったアジア人の復讐だった」などと主張。

 そして「日本への“仕置き”が足りないと判断するのも神の自由だ」と主張。

こんなところに「神」を持ち出すのはこの論説員自身の妄想=感情的空想的願望の証です。

 これは歴史をネタに神の名を借りて、論説員自身の復讐心=反日報復感情を吐露したものであり、自国民を煽ったものでもあります。

 実際には米国による広島・長崎への原爆投下は市民の無差別殺害であって、日本軍への攻撃ではなく、現に韓国人の市民も多数死んだり、被ばくしているのです。 そういう人たちから見ても、全くの妄言です。

  ★ 韓国や中国では歴史教育と称して小学生の頃から「自国民に対する日本の軍や官憲などの残虐行為を感情を込めて教え」「感情に訴える反日教育」をしています。 

また感情に訴える反日ドラマが毎日のように放映されています。

日本側は保守派のように「歴史認識で争う」のではなくて、「それらが復讐心を煽っている危険なやり方だ。言動だ」と批判すべきです。

★ 韓国では竹島について「独島は日本に最初に奪われた領土で、侵略と植民地支配の象徴だ! だから絶対日本に奪われてはいけない!」と小学生の頃から繰り返し教えています。

日本政府は時効にならないためにと毎年韓国に竹島の領土要求をし続けていますが、韓国政府はこれをネタにして 「戦後もまた日本は独島を韓国から奪おうとしている。 独島死守の気持ちを一層強化すべし!」と、子供たちへの感情的反日教育をますます強化して行きます。

なお、竹島の領有論争は300年前からありましたが、日露戦争開戦の翌年日本が韓国を実質軍事占領していた時期に島根県に編入した経緯があります。 

しかし、日韓両国ともそれまで竹島を実行支配していたわけではなく、地理的位置も両国の中間付近であり、どちらか一方のものだと主張し、非難しあうのは不毛の争いです。

この島自体にはほとんど利用価値が無く、経済海域として価値があるので、「この紛争の島を平和友好の島と名付け、共同管理とし、経済海域もこの島を通る中間線としよう」と日本側から提案すべきでしょう。

もちろん韓国側は「島の共同管理案」にも反対するでしょう。 

 しかし「日本側が不毛な争いを望まず和解しようとしている姿勢を見せることが大切で、長期的には必ず解決の糸口になるでしょう。