★「新型コロナはインフルエンザと変わらない風邪」と主張しているコメンテーターの無責任さ
武漢やミラノやニューヨークの悲惨さをもう忘れたのか? 今も世界中で猛威を振るっているのにそれを見ようとしないのか?
日本のみの新型コロナの一年間の数字を過去のインフルの数字と比較してそんなことを言っているのだが・・・
インフルだってワクチンもなく治療薬もなければ、大問題になるであろう。
だから新型インフルも非常に警戒されてきたのである。
そして新型インフルも肺炎等になる人が多く、無症状のうちから感染させるようなウイルスだったら、同じような大騒ぎになるだろう。
日本の新型コロナの一年間の感染者数も、国民がインフルとは比べものにならないマスク・手洗い・三密を避ける対策と自粛をした結果の数字である。
死者数も医療スタッフが大変な努力を休みなく続けての結果の数字である。
国民の生活習慣や衛生意識がちょっとでも悪かったら、欧米なみの悲劇になっていただろうし、今からでも緩んでしまえば変異種が激増しないとは言い切れない。
その数字に至る過程や病気の特徴をろくに見ずに、結果としての感染者数と死者数だけで「同じくらいの数字だから同様に扱えば良い」とは何と無責任な主張であろうか!
(なお、私は既存のインフルについても、もっと良く効くワクチンと治療薬の開発に国も力を入れるべきと考えている。 新型コロナ対策でのワクチン開発を見ていると技術的には大きく進んだので、コロナ収束後すぐにインフルワクチンを新規開発すべきと思う。 またどの感染症に対しても抗体薬は治療薬として優れているので、それをもっと速く安く大量に製造できるように国も力を入れるべき)