★中国経済はすでに「マイナス成長」か?
中国当局の発表するGDPの成長率は7%だが、中国のGDP統計はあてになりません。
相手国があるので、そう簡単には誤魔化せない輸出入統計でその数字をみると、今年1月から7月までの中国の輸入は前年比14%も減少しています。
鉄道貨物輸送量も14%近く減少しています。
通常GDPが伸びているときには、輸入も伸びます。
輸入が前年比10%以上も減少しているときに、GDPがプラス成長ということはまずあり得ないのです。
リーマン・ショック後の2009年、アメリカのGDPは3%程度減少し、輸入も15%程度減少しました。
今の中国の経済減速は、リーマン・ショック後のアメリカと似ている状況と推測できます。
上海株の暴落と人民元の切り下げが世界同時株安を引き起こしていますが、それは世界経済と大規模に繋がっている中国の実体経済の深刻な減速を示している・・・と世界が見ているからです。
日本でも今後株価だけでなく、実体経済に大きな悪影響が波及して来ると考えられます。
そんなとても増税を行える環境ではない中で、もし安倍政権が「約束だから」と2017年の10%への消費再増税を実施すれば → ダブルパンチで輸出も消費も雇用も減って、長期の酷いマイナス成長になり、日本経済は沈没してしまうでしょう。
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