今回は製作記事ではありません
久しぶりの調査記事?です(笑)
前回に続いてこの本を購入しました、これは〇M〇ZONで見つけたものです
2022年5月の初版3刷です
同年1月に公開された”サンダーバード55”に合わせて発刊された
映画の吹き替えキャストの紹介も入ったもので、プロデューサーの(故)ジェリー・アンダーソンを始め、
当時のスタッフのエピソードなど、知らなかった事が一杯のなかなか読みごたえがある本でしたが、
その中でちょっと興味を引く記事が載っていたのです
それはジェリー・アンダーソン氏の年の離れた兄、ライオネルに触れている個所でした
17歳でRAFに志願し、モスキートのパイロットとなって戦い
1944年にオランダ上空で撃墜され戦死した、という内容だったのです
「モスキートのパイロット!?」
これが蛇の目好きの頭の中でエコーのようになって残り、いつまでも気になって仕方ありません(;'∀')
17歳で志願してパイロットになったと云う事は、Flight/Sergeantだったのか?
1944年の何時、所属部隊は、機体はFだったのかFBそれともNF、PR?
疑問が次々に頭に浮かんできます
しかしこれではあまりにも漠然として、異国のシロートが調べるにはハードルが高すぎました
たまたま同時製作の形でタミヤのBf109G-6を作っているのですが
この関連でドイツ夜間戦闘機隊のBf109について、タミヤニュースに連載されていた
『モデラーのための戦史(RAFボマーコマンド対LWナハトイエーガーの戦い)』
という記事を読み返していました
すると、連載も終わりのJuly 2021 Vol.626号のNo359の記事の中で
BC(ボマーコマンド)の出撃日時、都市名、撃墜された爆撃機の機種と所属、コードとシリアル番号
搭乗員の階級・氏名など全てが書かれた資料があると書かれていたのです
そんな宝の山みたいなものがあるのか!?と題名で検索してみると、何とあったのですよねコレが(;'∀')
下が執筆者の菊池晟氏が紹介されていた本の題名と作者です
”royal air force. the bomber command losses of the second world war"Ⅰ~Ⅳ By W.R.Chorley
しかしながら極東の島国に住むヘッポコモデラーが入手するには
これはあまりにもハードルが高すぎます(そもそも読めないし...💦)
ebayで中古品が出ていますが高い!しかも全部海外(送料が更に)
よく見るとVol.9なんてのまで出ていて...えっⅣまでじゃなかったの?って
(これは所謂ハードカバー版とペーパーバック版の違いらしいです)
これはもう研究者の領域です、諦めるしか有りません(~_~;)
と本は諦めましたが、往生際の悪いワタシはなおも検索エンジンをフラフラ(;'∀')
すると...
INTERNATIONAL BOMBER COMMAND CENTREというサイトに行き当たったのです
搭乗員の名前を入力して検索を掛けるやり方です
そこで恐る恐るGerryのお兄さんの名前『Lionel』を入れて検索をかけて見ると...
出ました!なのです
フルネーム:Lionel David Anderson
階級:F/S(Flight/Sergeant)
年齢:22歳
機種:Mosquito MkⅥ
所属飛行隊:No515Sqdn
飛行隊コード:3P
シリアルNo:NS895
戦死日時:1944年4月27日
埋葬地:オランダ、アーネム
夜間出撃でディーレン飛行場に墜落したことも
そしてご両親の名前、出身地も書かれています
Son of Joseph and Deborah Anderson, of Neasden, Middlesex.
もうこれで決まり!と行きたいところですが
せっかくここまでたどり着いたので、事実の補強(裏取り)をしようともうちょい検索します
まずシリアルNoをRoyal Air Force Commandsに入力して探します
機体はFB MkⅥ No515Sqdn 墜落した日付も同じです
ナビゲータの名前も分かりました
Sergeant Anthony Bert Hayward Sims です
両親の名前も確認しました
これはGerry Andersonを英語版Wikiで検索しています
①の部分にご両親の名前(Joseph と Deborah)
②には墜落した日付と場所が書かれていました
更にAVIATION SAFETY NETWORKと云うところで墜落機の確認をします
00:55離陸、本当に真夜中の出撃だったのですね
最後にNo515Sqdnをまた英語版Wikiで確認しました
機体のバージョンも、基地名も合っていました
MkⅥを運用し始めたのが1944年3月から、F/O Andersonは部隊に配備されたばかりの機体に乗って出撃したんですね
で、このMkⅥ 早速探してオクに出ていたので落としちゃったりして(;'∀')
タミヤの1/72です
すでにタミヤのB.MkⅣ/PR.MkⅣとハセガワのNF.MkⅧが積んであるんですけど
なんかワタシに作れと、声にならぬ声が命じているような気がして...( ̄▽ ̄;)
【続く】
久しぶりの調査記事?です(笑)
前回に続いてこの本を購入しました、これは〇M〇ZONで見つけたものです
2022年5月の初版3刷です
同年1月に公開された”サンダーバード55”に合わせて発刊された
映画の吹き替えキャストの紹介も入ったもので、プロデューサーの(故)ジェリー・アンダーソンを始め、
当時のスタッフのエピソードなど、知らなかった事が一杯のなかなか読みごたえがある本でしたが、
その中でちょっと興味を引く記事が載っていたのです
それはジェリー・アンダーソン氏の年の離れた兄、ライオネルに触れている個所でした
17歳でRAFに志願し、モスキートのパイロットとなって戦い
1944年にオランダ上空で撃墜され戦死した、という内容だったのです
「モスキートのパイロット!?」
これが蛇の目好きの頭の中でエコーのようになって残り、いつまでも気になって仕方ありません(;'∀')
17歳で志願してパイロットになったと云う事は、Flight/Sergeantだったのか?
1944年の何時、所属部隊は、機体はFだったのかFBそれともNF、PR?
疑問が次々に頭に浮かんできます
しかしこれではあまりにも漠然として、異国のシロートが調べるにはハードルが高すぎました
たまたま同時製作の形でタミヤのBf109G-6を作っているのですが
この関連でドイツ夜間戦闘機隊のBf109について、タミヤニュースに連載されていた
『モデラーのための戦史(RAFボマーコマンド対LWナハトイエーガーの戦い)』
という記事を読み返していました
すると、連載も終わりのJuly 2021 Vol.626号のNo359の記事の中で
BC(ボマーコマンド)の出撃日時、都市名、撃墜された爆撃機の機種と所属、コードとシリアル番号
搭乗員の階級・氏名など全てが書かれた資料があると書かれていたのです
そんな宝の山みたいなものがあるのか!?と題名で検索してみると、何とあったのですよねコレが(;'∀')
下が執筆者の菊池晟氏が紹介されていた本の題名と作者です
”royal air force. the bomber command losses of the second world war"Ⅰ~Ⅳ By W.R.Chorley
しかしながら極東の島国に住むヘッポコモデラーが入手するには
これはあまりにもハードルが高すぎます(そもそも読めないし...💦)
ebayで中古品が出ていますが高い!しかも全部海外(送料が更に)
よく見るとVol.9なんてのまで出ていて...えっⅣまでじゃなかったの?って
(これは所謂ハードカバー版とペーパーバック版の違いらしいです)
これはもう研究者の領域です、諦めるしか有りません(~_~;)
と本は諦めましたが、往生際の悪いワタシはなおも検索エンジンをフラフラ(;'∀')
すると...
INTERNATIONAL BOMBER COMMAND CENTREというサイトに行き当たったのです
搭乗員の名前を入力して検索を掛けるやり方です
そこで恐る恐るGerryのお兄さんの名前『Lionel』を入れて検索をかけて見ると...
出ました!なのです
フルネーム:Lionel David Anderson
階級:F/S(Flight/Sergeant)
年齢:22歳
機種:Mosquito MkⅥ
所属飛行隊:No515Sqdn
飛行隊コード:3P
シリアルNo:NS895
戦死日時:1944年4月27日
埋葬地:オランダ、アーネム
夜間出撃でディーレン飛行場に墜落したことも
そしてご両親の名前、出身地も書かれています
Son of Joseph and Deborah Anderson, of Neasden, Middlesex.
もうこれで決まり!と行きたいところですが
せっかくここまでたどり着いたので、事実の補強(裏取り)をしようともうちょい検索します
まずシリアルNoをRoyal Air Force Commandsに入力して探します
機体はFB MkⅥ No515Sqdn 墜落した日付も同じです
ナビゲータの名前も分かりました
Sergeant Anthony Bert Hayward Sims です
両親の名前も確認しました
これはGerry Andersonを英語版Wikiで検索しています
①の部分にご両親の名前(Joseph と Deborah)
②には墜落した日付と場所が書かれていました
更にAVIATION SAFETY NETWORKと云うところで墜落機の確認をします
00:55離陸、本当に真夜中の出撃だったのですね
最後にNo515Sqdnをまた英語版Wikiで確認しました
機体のバージョンも、基地名も合っていました
MkⅥを運用し始めたのが1944年3月から、F/O Andersonは部隊に配備されたばかりの機体に乗って出撃したんですね
で、このMkⅥ 早速探してオクに出ていたので落としちゃったりして(;'∀')
タミヤの1/72です
すでにタミヤのB.MkⅣ/PR.MkⅣとハセガワのNF.MkⅧが積んであるんですけど
なんかワタシに作れと、声にならぬ声が命じているような気がして...( ̄▽ ̄;)
【続く】
コメントありがとうございます(^^)
衝動で探し始めたのですが、タミヤニュースに紹介されていた本が入手困難と分かった時点で中半諦めていました。
ですが諦めの悪い性格なものでそ、れでもとネットをさ迷っていたら当たったという、まぁ運ですかコレ(^^;
Pen BOOKSのサンダーバード完全本には、お兄さんからの手紙に書かれていた、
『サンダーバード・フィールドで訓練している』という内容を覚えていて、そこから題名を採ったと書かれていました。
同じような内容が英語版Wikiにも書かれていたと思います。
機体識別コードと塗装は残念ながら今のところ探し出せていません
No515Sqnはあまり有名でなかったのか、基地が便利の悪いところだったのかとにかく写真が残っていないのです。
もしこのまま見つからなければ、Lionelの名前から”L”をとって”3P◎L”にでもしようかと思っています。
よく調べられましたね、敬服、感激❗❗😲👏👏
ジェリーアンダーソンのお兄様がモスキートパイロットだったとは、しかもサンダーバードというのも単なる偶然なのかどうか、凄く気になります。
ライオネル・アンダーソンの搭乗機のマーキングもこれから調べられて製作されるんでしょうね。
今後の成り行きが凄く楽しみです。😊