フォロワーになって下さっている方たちのブログを拝見していると
最近、製作中でのBGMについての紹介が多いように感じます。
ワタシも...と思ったのですが生憎そっち方面の素養はサッパリ(^^;
何かないか(汗)と考えたところ
そうだ「読書の秋」というのも有るぞ、という事で
読んだ本の紹介でもしようかと
もうすぐ10月に入るので、上半期の購入図書紹介でも、という事にし
4月から9月までの間に購入して読んだ本をジャンルを問わず
購入のきっかけ、ネタばらしにならない程度のあらすじ紹介、感想などを書いてはどうかと思ったのですが。
でも数えてみたら数が少なすぎるんですよね(泣)
そんな訳で期間を延長します
「たしか今年買ったよな?」程度にして黒猫2号的読書紹介とさせて頂く事にしました
とりあえず、直近の本から行きます
まずこれ、岩波少年文庫「第9軍団の鷲」
けっこう永い間品切れ状態だったのですが、この度再販されて無事購入出来ました。
記録が残っておらず、カレドニア(イギリス本土北部)で消えてしまった(全滅した?)と言われている
第9(ヒスパノ)軍団に在籍していた父と、その軍旗でもある鷲の行方を探そうと探索に出た
元ローマ百人隊長の主人公と彼に救われた元剣闘士の、若者二人の手に汗握る冒険の旅(ちょっとベタですね)
時代的にはハドリアヌスの長城が出来た以降です
第9軍団と失われた鷲については執筆時の史実に基づいており、それが物語にリアリティを与えています。
これ映像化にもなっているみたいで
YouTubeで探すと、ローマ軍とブリテン族の戦闘シーンがアップされているのを見ることが出来ます
しかしこれ書いたのが女性作家で、その上少年向けなんですよ、イギリスってスゴイですね。
次はコミックです
「世界の終わりに柴犬と」全3巻(今のところ)
何かを探してネットサーフィン中、たまたまヒットしたのがきっかけです(^^;
何故か唯一人残った人類である、動物と会話できる能力のある元不登校JKと
ウンチクとおやつと散歩が大好きなペットの柴犬が、終わった世界(国内)を旅するお話
その過程で色んな動物や宇宙人、妖怪から女神まで登場してストーリーを展開、笑える4~8コマ漫画です
今ハマっていまして(^^;気分がすぐれない(ブルーな)時なんかに読んで現実逃避してます(笑)。
3番目、ちくま学芸文庫「古代ローマ帝国軍(非公式)マニュアル」
ペガソモデルのダキア人戦士の資料を探す過程で見つけました。
帯書きの通り、これを読めばワタシのように一端の(にわか)ローマ軍団通になれます(^^)
入隊資格から始まり無事退役した後の年金、お墓のことまで事細かくユーモラスな語り口で丁寧に
分かり易いイラスト、カラー再現写真とともに、皮肉もたっぷり織り交ぜながら書いてあります
軍団と戦った相手、ケルト、ゲルマン、ユダヤ、パルティア、ダキア等々(敵が一杯(^^;)の
国情、気質、戦術、武器などの解説もあり
気軽に読めるが なかなか他では得られない歴史知識物、という所でしょうか。
4番目、Osplay「The Royal Air Force 1939-45」
かの有名なMen-at-Armsシリーズです
1/72RAFの階級章を塗ろうとして探したものです
時代、戦域、兵種、季節ごとのユニフォームが手際よく解説されている...のですが
そもそもRAFの階級章がよく分からなくて購入したのに、それが載っていなかったというザンネ~ンな本でした
写真も数が少ない上に、「おっ!?」と思う様なものは無く、久しぶりにボルスタッドさんのイラスト眺めるくらい
やっぱり軍服の本なら階級章の解説は必須だ、と思うのはワタシだけでしょうか。
英語がバリバリ読める方には新たな発見が有るかも知れません(ワタシにはムリです)。
5番目、新潮社「室町は今日もハードボイルド」
新聞の書評に惹かれ購入しました
題名の通り、当時の日本人の問題解決の際の行動様式を一次資料に基づいて書かれたもの
いや、昔(室町時代)の日本人は凄かった(汗)
ご近所さんには、絶対!居てほしくないような過激な人ばっかり登場してきます(笑)
「やられたらやり返す、場合によってはやられなくてもやり返す」という文中の描写にはビビリました(^^;。
6番目、文春学芸ライブラリー「なぐり合う貴族たち」
これも新聞の書評に惹かれ購入です
5番目と似た雰囲気で、優雅な平安の貴族社会のイメージなんていったい何処へやら
脅迫、誘拐、傷害、そして殺人まで、一歩裏に廻ればどころか表でも犯罪が日常の恐ろしい世界です
5番目に紹介した本と合わせてみると、日本人の暴力体質は根が深い?
巻末に”王朝暴力事件年表”が7ページに亘って記載してあるのには笑うしか有りませんでした(^^;
7番目、岩波書店「ブラッカムの爆撃機」
WW2英軍機の資料を(ネットで)探していて発見しました
表題のドイツ本土爆撃行に赴く爆撃機乗員たちのホラーストーリーの他に
短編が2編、そして御存じ宮崎駿さんが小説に合わせて、描き下ろし?オールカラー漫画を描いておられます
ところで、この爆撃機というのはビッカース・ウェリントンなんですよ!
ランカスターでないところが、なんと云うかマニア(笑)
超激レア!英国機と宮崎ファンなら買わずにはいられない!?
これも児童文学なんだそうです、あちらの少年たちはこんなものを小さいうちから読んでいるのか!
こうやって見ると大して読んでませんね、しかも完璧に趣味に走っています
その上コミックが3冊も混じっているという体たらく、反省してます(^^;
【続く?】
最近、製作中でのBGMについての紹介が多いように感じます。
ワタシも...と思ったのですが生憎そっち方面の素養はサッパリ(^^;
何かないか(汗)と考えたところ
そうだ「読書の秋」というのも有るぞ、という事で
読んだ本の紹介でもしようかと
もうすぐ10月に入るので、上半期の購入図書紹介でも、という事にし
4月から9月までの間に購入して読んだ本をジャンルを問わず
購入のきっかけ、ネタばらしにならない程度のあらすじ紹介、感想などを書いてはどうかと思ったのですが。
でも数えてみたら数が少なすぎるんですよね(泣)
そんな訳で期間を延長します
「たしか今年買ったよな?」程度にして黒猫2号的読書紹介とさせて頂く事にしました
とりあえず、直近の本から行きます
まずこれ、岩波少年文庫「第9軍団の鷲」
けっこう永い間品切れ状態だったのですが、この度再販されて無事購入出来ました。
記録が残っておらず、カレドニア(イギリス本土北部)で消えてしまった(全滅した?)と言われている
第9(ヒスパノ)軍団に在籍していた父と、その軍旗でもある鷲の行方を探そうと探索に出た
元ローマ百人隊長の主人公と彼に救われた元剣闘士の、若者二人の手に汗握る冒険の旅(ちょっとベタですね)
時代的にはハドリアヌスの長城が出来た以降です
第9軍団と失われた鷲については執筆時の史実に基づいており、それが物語にリアリティを与えています。
これ映像化にもなっているみたいで
YouTubeで探すと、ローマ軍とブリテン族の戦闘シーンがアップされているのを見ることが出来ます
しかしこれ書いたのが女性作家で、その上少年向けなんですよ、イギリスってスゴイですね。
次はコミックです
「世界の終わりに柴犬と」全3巻(今のところ)
何かを探してネットサーフィン中、たまたまヒットしたのがきっかけです(^^;
何故か唯一人残った人類である、動物と会話できる能力のある元不登校JKと
ウンチクとおやつと散歩が大好きなペットの柴犬が、終わった世界(国内)を旅するお話
その過程で色んな動物や宇宙人、妖怪から女神まで登場してストーリーを展開、笑える4~8コマ漫画です
今ハマっていまして(^^;気分がすぐれない(ブルーな)時なんかに読んで現実逃避してます(笑)。
3番目、ちくま学芸文庫「古代ローマ帝国軍(非公式)マニュアル」
ペガソモデルのダキア人戦士の資料を探す過程で見つけました。
帯書きの通り、これを読めばワタシのように一端の(にわか)ローマ軍団通になれます(^^)
入隊資格から始まり無事退役した後の年金、お墓のことまで事細かくユーモラスな語り口で丁寧に
分かり易いイラスト、カラー再現写真とともに、皮肉もたっぷり織り交ぜながら書いてあります
軍団と戦った相手、ケルト、ゲルマン、ユダヤ、パルティア、ダキア等々(敵が一杯(^^;)の
国情、気質、戦術、武器などの解説もあり
気軽に読めるが なかなか他では得られない歴史知識物、という所でしょうか。
4番目、Osplay「The Royal Air Force 1939-45」
かの有名なMen-at-Armsシリーズです
1/72RAFの階級章を塗ろうとして探したものです
時代、戦域、兵種、季節ごとのユニフォームが手際よく解説されている...のですが
そもそもRAFの階級章がよく分からなくて購入したのに、それが載っていなかったというザンネ~ンな本でした
写真も数が少ない上に、「おっ!?」と思う様なものは無く、久しぶりにボルスタッドさんのイラスト眺めるくらい
やっぱり軍服の本なら階級章の解説は必須だ、と思うのはワタシだけでしょうか。
英語がバリバリ読める方には新たな発見が有るかも知れません(ワタシにはムリです)。
5番目、新潮社「室町は今日もハードボイルド」
新聞の書評に惹かれ購入しました
題名の通り、当時の日本人の問題解決の際の行動様式を一次資料に基づいて書かれたもの
いや、昔(室町時代)の日本人は凄かった(汗)
ご近所さんには、絶対!居てほしくないような過激な人ばっかり登場してきます(笑)
「やられたらやり返す、場合によってはやられなくてもやり返す」という文中の描写にはビビリました(^^;。
6番目、文春学芸ライブラリー「なぐり合う貴族たち」
これも新聞の書評に惹かれ購入です
5番目と似た雰囲気で、優雅な平安の貴族社会のイメージなんていったい何処へやら
脅迫、誘拐、傷害、そして殺人まで、一歩裏に廻ればどころか表でも犯罪が日常の恐ろしい世界です
5番目に紹介した本と合わせてみると、日本人の暴力体質は根が深い?
巻末に”王朝暴力事件年表”が7ページに亘って記載してあるのには笑うしか有りませんでした(^^;
7番目、岩波書店「ブラッカムの爆撃機」
WW2英軍機の資料を(ネットで)探していて発見しました
表題のドイツ本土爆撃行に赴く爆撃機乗員たちのホラーストーリーの他に
短編が2編、そして御存じ宮崎駿さんが小説に合わせて、描き下ろし?オールカラー漫画を描いておられます
ところで、この爆撃機というのはビッカース・ウェリントンなんですよ!
ランカスターでないところが、なんと云うかマニア(笑)
超激レア!英国機と宮崎ファンなら買わずにはいられない!?
これも児童文学なんだそうです、あちらの少年たちはこんなものを小さいうちから読んでいるのか!
こうやって見ると大して読んでませんね、しかも完璧に趣味に走っています
その上コミックが3冊も混じっているという体たらく、反省してます(^^;
【続く?】
コメントありがとうございます
塩野七生さんの「ローマ人の物語」全43巻、これは凄いです!!!
ワタシも最初の方は購入して読んだのですが、それっきり続きませんでした(^^;
歴史に名を刻む大帝国と云うか、ひとつの文明の盛衰の物語は魅力満点、興味が尽きませんが
性格がアレのせいか、斜め裏方面から見る癖が付いてしまってこんな履歴になってしまいました
もし、クラキン様がローマ物に興味がおありなら1と3、サイドストーリーとしてお勧めですよ(^^)。
コメントありがとうございます
芸術の秋?なのに、何も語れるものが無い(大汗)
音楽素養が”0”なもので、仕方なく読書感想文などという小学生の夏休み宿題的な事になりました(^^;
同じ戦争を扱うのでも、実際に戦っている兵士を主人公にするところが
日本の児童書との一番大きな違いでは無いかと思います。
さすがに性的な描写などは有りませんが、内容も全然オトナ向けのリアルなところがスゴイです。
私なんかここ数年間は模型雑誌ばっかりで、まともな読書というと4~5年前に塩野七生さんの「ローマ人の物語」全43巻を読破したのが最後だと思います。
そんな訳で古代ローマ大好きの私としては1、3が興味津々です。
買おうかな・・・
5、6も面白そうです。
間違いなく面白そうな書籍のご紹介、ありがとうございます。
「世界の終わりに柴犬と」は最近気にはなっていたのですが、他の本は知らなかったのばかりです。
イギリスでは児童書で堂々と戦争がテーマになるんですね。ま、歴史が違うというか、こと戦争をする事についてはプロ中のプロと言えるお国柄ですからね。
お小遣いに余剰が生じた時は是非チェックさせていただきます。
ありがとうございました。