義経（鎌倉の陰謀）

　今日の「義経」。久々に、静、うつぼ、萌の揃い踏み。

　静は、ちょっと見ないうちに洗練された顔になった気がする。かわいいというより綺麗だった。
　
　うつぼは、なんか一人だけ不幸を背負わされているような。ボロボロになったうつぼをお徳が担いで義経の館まで連れて来ていたけれど、普通、どこかであんな状態のうつぼを見つけたら、自分の家へ連れ帰って、綺麗にさせてから義経の所へ連れて来ないか？憔悴した顔も綺麗ではあったけれど。
　なあんて疑問は置いておいて、「１人で生きていけと言っているんだ」と棒読みで（放心状態てのを表現してたのか？）つぶやくうつぼ。哀しい、哀しすぎるようつぼちん。何でそこまで不幸なの。「私もいます」って、君に言われても嬉しくないんだぞ静ちゃん。

　もう１人の萌様も鎌倉と義経との板挟みで苦しいお立場。「私はどうしたらいいんでしょうか？」は素直な気持ちでしょう。自ら鎌倉に帰るつもりはないが、義経「鎌倉に帰れ」と言われれば、義経にとってそのほうが良いのなら、黙って帰るつもりだったんだろう。健気です萌様。さすが平泉まで着いて行くだけのことはある。今日、ふと思ったが、萌様の顔（ちょっと古目はコチラ）って大地真央に似てない？

　さて、本編はというと、鎌倉とは別の道を歩みことを決めた義経。「鎌倉殿に逆らうつもりはない、鎌倉殿の目指す国づくりとは違う国づくりを目指すだけ」と言っているが、それが「逆らう」ってことなのよ義経さん。
　そこへ行家登場。毎回毎回よくゴタゴタを運び込みますな。大杉漣さんハマリ役です。しかし、相変わらず「謀反を起こすつもりはない」と言い張る義経に、「鎌倉殿と別の道を歩むということは、それはもはや謀反でござる」ときっぱり。たまにこの人は核心を突くんだよな。その一言でハッとする義経。気付くのが遅いよ。

　ここにきて、政子の腹黒さが日に日に増していくような。「九郎殿のことは私にお任せくだされ」だって。こんなこと言ったら、普通は激怒するよ。「政（まつりごと）に口出しするなっ！」ってさ。


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