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創作つけ麺 五風軒@京田辺市田辺中央:gofu-(ゴフー)
今月4日に、近鉄京都線新田辺駅西側ロータリー前、新田辺ステーションパーク南館に新たに開店したお店に本日行ってきた。
ハセイチ珈琲とほっかほっか亭の間にできた小さなお店。
店先の黒板。今のところは営業時間の案内が掲示されているが、今後は手書きのメニューなんかに使われていくことであろう。
お店の前には、敷地内をテント屋根と仕切りで囲った、ちょっと無鉄砲京都本店のようなムードの「待合席」が設えてあり、7~8人程度の外待ちであれば、雨風をしのぎながら座って待つことができるようになっている。また、石油ストーブの他にベンチには共用のひざかけが用意してあり、これからの季節の寒さへの細やかな配慮が行き届いている。
現在のところは3種のメニューに絞っているが、今月13日の月曜日からはすべてのメニューを提供予定とのこと。
その、すべてのメニューの券売機ボタンがコレ。「創作つけ麺」を主力とうたうお店ではあるが、和え麺やとんこつラーメン、カレーラーメンも準備するようで、いずれもなかなか興味深いところ。今回は初訪なので「王道の中の王道」、豚骨魚介ダシ「gofu-(ゴフー)」のボタンを押した。
待合席のスタッフさんから「先に食券をお預かりいたします。麺は温かいものと、冷たいものがございますが、どちらになさいますか」と声をかけていただいたので、食券を渡しながら、「冷や」をお願いした。最初に食べるなら、普通は「冷や」だろうと思ったからだ。
光を通す窓の無い引き違い戸のエントランスにノレンはちょっと似つかわしくない気もするが、つけ麺やラーメンを提供するお店のシンボルとしては、ノレンがないよりはあったほうがソレらしいかな。
こじんまりとした店内はカウンター7席のみ。現在の3種のメニューが画像付きで紹介されている。洋風トマトベースのto-po(トーポ)の器...どこかで見た事あるなぁ(笑)。
出来上がりを待つ間、ふと天井の方を見上げると、中華麺用小麦粉の25kg袋による飾りつけが。おー。なかなかマニアックじゃないか。
「当店自慢の極太麺」について。今回、注文時に「冷や」を頼んだが、あらためてこの案内を見ていると、このお店の「温かい」麺は、一旦氷水で締めた麺を再び温め直してもので、極太麺は、その「温盛り」状態でコシが無くならないように開発されたのだそうな。そうか。じゃ、次回はきっと、その「温盛り」でいただくことにしよう。
そうこうするうち、注文の品が出来上がってきた。う~む、やはり、どこかしら城陽の山の中の、平日の昼限定営業の某店のソレを彷彿とさせるルックス。(しかしその某店とは直接のつながりはないそうだ。)
確かに、うどん並みの超極太麺である。とはいえ、太さという点ではこれ以上に太い麺のつけ麺はなかったわけではないので、ビックリというわけではないのだが、それでも京都府南部にこの存在は十分以上にユニークなものであろう。やはり「冷や」でいただくと、そうとう強い麺である。全粒粉らしい食感や風味は素晴らしいが、つけ汁に浸して啜り込むには器の形状も含め、ちょっと箸さばき的に食べにくい感もある。やはり「温盛り」でいただくほうがよく似合う麺なのかも知れない。
具のレアチャーシューはしっとりとして、肉そのものの味わいがいい。城陽の某店のソレのように、サイドをブラックペッパーでアクセント付けするようなことはせず、味付け的には控えめながら、つけ汁との兼ね合いも考えた結果であろう。
真ん中に味玉がデンと乗っかっているが、色合い的にはもっと白身の色合いそのままにしておいたほうが映える気がする。中の黄身は若干硬めの半熟といったところ。この他に、カイワレ・白ネギ、つけ汁と味わう中で、香味野菜な効果もあるニンニクの芽と、食べている途中から、麺の鉢の底の方から太モヤシが現れてくる。あたかも、水切り用のザルの機能をモヤシに担わせようとしているような格好であった。
一方、つけ汁。濃厚豚骨魚介といっても酸味に頼った「またおま(またお前か)系」とは一線を画す、やはりどこか、城陽某店の「スーパーつけ麺」に共通するような、ダシのうま味を柱とする味わい。といっても、あのスーパーつけ麺のつけ汁に比べれば若干軽い傾向で最初のひとくちめに少しアブラ感がある。麺との相性はよく、味わい的には上々。独特な形状の器ゆえか、麺をつけ汁に浸して手繰って啜る一連の、箸さばき的作業の上で、「慣れ」を要する感がある。
麺鉢の底に潜む太モヤシとの相性も、悪くはない。が、全体的にはけっこう高級感のある作りに太モヤシは(好き勝手に言わせていただくが)別に無くてもいいような気がする。「わぁ。レアチャーシューだぁー!」と喜ぶお客は多くても、「わぁ、麺の底から太モヤシだぁー!」と喜ぶお客は、そうたくさんは居ない気がするからである。(いや、居てもいいんだけど、ね。)
あ、それから今回、結局お願いすることはなかったんだけど、つけ汁が冷めてきたら、「つけめんTETSU」よろしく、アツアツに熱した石をつけ汁に入れて、温め直してくれるサービスもあるとのことだ。
...今回味わってみて思うに、今後改良が加えられていくであろう色々なことも感じたのだが、それ以上に、とても個性的で、面白くて美味しいものを提供しようという姿勢をとても強く感じた。
つけ麺をいただいたあと、お店のスタッフが話しかけてくれたので、ソレをきっかけに少し話をした。「五風軒」という店名から、分かる人にはすでお分かりであるように、このお店は、大阪の「五風軒」が近鉄新田辺駅前で新たに展開しようとするお店であるそうだ。逆にお店のスタッフから「この周辺で、つけ麺のお店ってあるんですか?」と聞かれたので、ここ最近で、当ブログに取り上げたいくつかのお店の名を上げると、彼はその店名を手もとにメモしながら聞いてくれた。同時に、「てんしんらんまん」や「来有」の例等、新田辺駅周辺には、なかなか定着するラーメン店がないことも話した。すると彼は「やっぱり、結局は味ですよね!」 と言った。
ともあれ、今後の展開がとても楽しみなお店ができたことが、とても嬉しいところである。
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【創作つけ麺 五風軒】
11:00~15:00 18:00~翌2:00(若しくは売切れまで)
定休日...2010年内無休。以降は検討中
0774-73-3733
京田辺市田辺中央1-3-1
P:あり
ハセイチ珈琲とほっかほっか亭の間にできた小さなお店。
店先の黒板。今のところは営業時間の案内が掲示されているが、今後は手書きのメニューなんかに使われていくことであろう。
お店の前には、敷地内をテント屋根と仕切りで囲った、ちょっと無鉄砲京都本店のようなムードの「待合席」が設えてあり、7~8人程度の外待ちであれば、雨風をしのぎながら座って待つことができるようになっている。また、石油ストーブの他にベンチには共用のひざかけが用意してあり、これからの季節の寒さへの細やかな配慮が行き届いている。
現在のところは3種のメニューに絞っているが、今月13日の月曜日からはすべてのメニューを提供予定とのこと。
その、すべてのメニューの券売機ボタンがコレ。「創作つけ麺」を主力とうたうお店ではあるが、和え麺やとんこつラーメン、カレーラーメンも準備するようで、いずれもなかなか興味深いところ。今回は初訪なので「王道の中の王道」、豚骨魚介ダシ「gofu-(ゴフー)」のボタンを押した。
待合席のスタッフさんから「先に食券をお預かりいたします。麺は温かいものと、冷たいものがございますが、どちらになさいますか」と声をかけていただいたので、食券を渡しながら、「冷や」をお願いした。最初に食べるなら、普通は「冷や」だろうと思ったからだ。
光を通す窓の無い引き違い戸のエントランスにノレンはちょっと似つかわしくない気もするが、つけ麺やラーメンを提供するお店のシンボルとしては、ノレンがないよりはあったほうがソレらしいかな。
こじんまりとした店内はカウンター7席のみ。現在の3種のメニューが画像付きで紹介されている。洋風トマトベースのto-po(トーポ)の器...どこかで見た事あるなぁ(笑)。
出来上がりを待つ間、ふと天井の方を見上げると、中華麺用小麦粉の25kg袋による飾りつけが。おー。なかなかマニアックじゃないか。
「当店自慢の極太麺」について。今回、注文時に「冷や」を頼んだが、あらためてこの案内を見ていると、このお店の「温かい」麺は、一旦氷水で締めた麺を再び温め直してもので、極太麺は、その「温盛り」状態でコシが無くならないように開発されたのだそうな。そうか。じゃ、次回はきっと、その「温盛り」でいただくことにしよう。
そうこうするうち、注文の品が出来上がってきた。う~む、やはり、どこかしら城陽の山の中の、平日の昼限定営業の某店のソレを彷彿とさせるルックス。(しかしその某店とは直接のつながりはないそうだ。)
確かに、うどん並みの超極太麺である。とはいえ、太さという点ではこれ以上に太い麺のつけ麺はなかったわけではないので、ビックリというわけではないのだが、それでも京都府南部にこの存在は十分以上にユニークなものであろう。やはり「冷や」でいただくと、そうとう強い麺である。全粒粉らしい食感や風味は素晴らしいが、つけ汁に浸して啜り込むには器の形状も含め、ちょっと箸さばき的に食べにくい感もある。やはり「温盛り」でいただくほうがよく似合う麺なのかも知れない。
具のレアチャーシューはしっとりとして、肉そのものの味わいがいい。城陽の某店のソレのように、サイドをブラックペッパーでアクセント付けするようなことはせず、味付け的には控えめながら、つけ汁との兼ね合いも考えた結果であろう。
真ん中に味玉がデンと乗っかっているが、色合い的にはもっと白身の色合いそのままにしておいたほうが映える気がする。中の黄身は若干硬めの半熟といったところ。この他に、カイワレ・白ネギ、つけ汁と味わう中で、香味野菜な効果もあるニンニクの芽と、食べている途中から、麺の鉢の底の方から太モヤシが現れてくる。あたかも、水切り用のザルの機能をモヤシに担わせようとしているような格好であった。
一方、つけ汁。濃厚豚骨魚介といっても酸味に頼った「またおま(またお前か)系」とは一線を画す、やはりどこか、城陽某店の「スーパーつけ麺」に共通するような、ダシのうま味を柱とする味わい。といっても、あのスーパーつけ麺のつけ汁に比べれば若干軽い傾向で最初のひとくちめに少しアブラ感がある。麺との相性はよく、味わい的には上々。独特な形状の器ゆえか、麺をつけ汁に浸して手繰って啜る一連の、箸さばき的作業の上で、「慣れ」を要する感がある。
麺鉢の底に潜む太モヤシとの相性も、悪くはない。が、全体的にはけっこう高級感のある作りに太モヤシは(好き勝手に言わせていただくが)別に無くてもいいような気がする。「わぁ。レアチャーシューだぁー!」と喜ぶお客は多くても、「わぁ、麺の底から太モヤシだぁー!」と喜ぶお客は、そうたくさんは居ない気がするからである。(いや、居てもいいんだけど、ね。)
あ、それから今回、結局お願いすることはなかったんだけど、つけ汁が冷めてきたら、「つけめんTETSU」よろしく、アツアツに熱した石をつけ汁に入れて、温め直してくれるサービスもあるとのことだ。
...今回味わってみて思うに、今後改良が加えられていくであろう色々なことも感じたのだが、それ以上に、とても個性的で、面白くて美味しいものを提供しようという姿勢をとても強く感じた。
つけ麺をいただいたあと、お店のスタッフが話しかけてくれたので、ソレをきっかけに少し話をした。「五風軒」という店名から、分かる人にはすでお分かりであるように、このお店は、大阪の「五風軒」が近鉄新田辺駅前で新たに展開しようとするお店であるそうだ。逆にお店のスタッフから「この周辺で、つけ麺のお店ってあるんですか?」と聞かれたので、ここ最近で、当ブログに取り上げたいくつかのお店の名を上げると、彼はその店名を手もとにメモしながら聞いてくれた。同時に、「てんしんらんまん」や「来有」の例等、新田辺駅周辺には、なかなか定着するラーメン店がないことも話した。すると彼は「やっぱり、結局は味ですよね!」 と言った。
ともあれ、今後の展開がとても楽しみなお店ができたことが、とても嬉しいところである。
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【創作つけ麺 五風軒】
11:00~15:00 18:00~翌2:00(若しくは売切れまで)
定休日...2010年内無休。以降は検討中
0774-73-3733
京田辺市田辺中央1-3-1
P:あり
コメント ( 4 ) | Trackback ( 0 )
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しかしモヤシ…いや、食べる前に言うのはやめよっと( ̄∀ ̄)
「ライドオーン!」でレポートよろしくお願いします。先ほど読者登録しましたので(笑)
ぼく、つけ麺、あっぱれ屋でもめったに食べないんです!
でも気になるなぁ!
あっぱれテイスト(笑)
ラーメン等のメニューも始まっていることだと思います。
タクさんちからだと、あっぱれ屋よりはずっと近いことだと思います。
ぜひ一度、赴いていただき、タクさんならではのレポを拝見させていただきたいところです!