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京の一枚

京都 桜100シリーズ 哲学の道 NO.30


京都にある「哲学の道」は、お散歩や散策にもぴったりのスポット。


南は永観堂の北東方向の若王子神社あたりから始まり、北は銀閣寺まで続く疎水に沿った散歩道です。


京都疎水は明治時代の京都の一大事業として作られた人工の水路です。


南禅寺の水路閣も疎水の水を流すために作られたものです。


哲学の道に流れている疎水は大津で取水されたあと長いトンネルを経て蹴上(けあげ)に到達します。


蹴上から分水して北上する疎水が南禅寺水路閣を経て哲学の道に流れています。


哲学の道は、疎水の西側に散歩用の石畳が敷かれ、日本の道百選にも選ばれている散歩には最適の道です。


住宅地の中を緑の絨毯が敷かれているようです。


南禅寺から銀閣寺に至る疎水は、桜がたくさん植えられ春は桜、秋は紅葉で散歩する人を和ませてくれます。


京都の哲学者、西田幾多郎がこの道を思索にふけりながら散歩していたことから「思索の小径」と言われていました。


その後、西田幾多郎の愛弟子田辺元や三木清らも好んでこの道を散策したことからいつしか「哲学の道」とも言われるようになり、1972年に正式に「哲学の道」と銘々されました。


哲学の道のなかほど、法然院のそばには西田幾多郎が詠んだ歌が石碑に刻まれています。






「人は人 吾はわれ也 とにかくに 吾行く道を 吾は行くなり」






■場所


京都府京都市左京区浄土寺石橋町~若王子町


※写真は全て過去のものです


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