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京の一枚

京都 紅葉100シリーズ寺社 南禅寺周辺の南禅寺水路閣・琵琶湖疏水 NO.76


今日は南禅寺周辺の南禅寺水路閣・琵琶湖疏水へ 見ごろの紅葉と ライトアップも始まりました。


京都でも屈指の紅葉の名所東山地区にある南禅寺は、1291年に亀山法皇が開基し、大名国師が開山しました。


室町時代には禅寺の中でも最高の位(五山の上)が与えられ栄華を極めたお寺です。


南禅寺の境内自体は拝観料が無料なため自由に出入りができます。


早速、入り口から入っていくと、すぐに一面紅葉の世界が!


参道脇や頭上に黄色と赤の紅葉シャワーが降り注ぎます。


南禅寺付近には、古代ローマの水道橋を思わせるような水路閣や、琵琶湖疏水の一環として造られたインクライン(急傾斜鉄道)など、中世から近代へと歴史の移り変わりが感じられる見どころがいっぱい。






田辺朔郎の銅像


南禅寺水路閣の設計・デザインを手がけたのは、21歳という若さの田辺朔郎(たなべさくろう)東京遷都で、京都の産業は衰退するばかり。


そこで、京都の復興策の一つとして期待されたのが、水の確保と物資運搬を目的とした琵琶湖疏水の計画。






疎水


疏水は、琵琶湖から京都市内に向けて引かれた水路である。


滋賀県大津市で取水され、南禅寺横を通り京都市東山区蹴上迄の区間である。疏水の工事は1885年に始まり、1890年に竣工した。


疏水の目的は大阪湾と琵琶湖間の通船や水車動力による紡績業,潅漑用水,防火用水などであった。


ところが水力発電の有利性が注目されるようになり、1889年に蹴上に発電所が建設され,91年には送電を開始した。


また水力発電の増強と水道用水確保のため,1908年に第2疎水の工事が、始まり、1912年に完成している。


同時期に蹴上浄水場が建設され、現在は上水道の水源として利用されている。


赤煉瓦のアーチを思わせる水道橋は、南禅寺の古めかしさになじんで、今では一種の美を湛えている。






■南禅寺の駐車場


南禅寺には、有料駐車場があります。


乗用車2時間以内1,000円。




■秋の京都は、大変混雑します。


個人的には、公共交通機関を利用するがオススメです。




■アクセス


京都駅から地下鉄に乗車、蹴上駅で下車して徒歩10分。





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