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京都 紅葉100シリーズ  世界遺産 西芳寺(苔寺)NO.26


世界遺産 西芳寺(苔寺) 庭園




秋本番、東山、北山や嵐山方面は全国各地から京都に訪れる人で賑わっていますが、嵐山、松尾神社から苔寺界隈も華麗に彩る紅葉に染まりはじめて観光客が絶えません。




庭園


特別名勝及び史跡。


夢窓疎石の作庭で、上段の枯山水と、下段の池泉回遊式庭園の2つから成っていた。


境内北方には上段の枯山水庭園の石組みが残り、この部分には夢窓疎石当時の面影が残っていると思われる。


今日、西芳寺庭園としてよく知られるのは苔の庭で、木立の中にある黄金池と呼ぶ池を中心とした回遊式庭園である。




山麓に位置する地形の庭園構成を池と、その上の山の斜面を利用した禅堂の庭とに分けまたこの禅堂より山に登る道があって、頂上に縮遠亭という休憩所があった。


頂上からは桂川周辺を展望しようとし、池辺の2層の舎利殿(瑠璃殿)からは庭園を見下ろそうとする構想で、両者は同一の考えから出た、立体的な構想力を示したものであるとされる。


池には朝日島、夕日島、霧島と呼ぶ3つの島があり、小島には白砂が敷かれ松が植えられ、亭があり、池の3面の花木は2段に刈り込まれていた。


池の周囲を埋め尽くす100種類以上といわれる苔は夢窓疎石の時代からあったものではなく、今のような苔庭になったのは江戸時代も末期のことといわれる。



池の周辺には瑠璃殿のほかに、釣寂庵、湘南亭、潭北亭、貯清寮、邀月橋、合同船があった。


広さに比して建築的要素の多い庭といえるがこの邀月橋は亭をもった亭橋で、これを渡ると長鯨にのって大海に浮かんだようだといわれた。



向上関より石段を上がった所に指東庵という禅堂があり、この山腹に巨石を組み、滝を象徴している。








■拝観申し込み方法■


下記「西芳寺参拝係」へ、往復はがきに拝観希望日・同伴人数・代表者の氏名・住所・電話番号を明記して、見学希望日の1週間前迄に届くよう申し込みをしてください。


後日はがきが返信されますのでこれが拝観証になります。忘れないようにしてください。








■拝観料(冥加料)■


一人3,000円




■問合わせ先・往復はがき送付先


西芳寺参拝係宛 


住所:〒615-8268 京都市西京区松尾神ヶ谷町56


TEL: 075-391-3631








■苔寺に行ったなら■


苔寺のすぐ近くには、鈴虫寺、竹の寺などおすすめスポットがあります。


鈴虫寺はお参りすると願い事が叶うということで有名なお寺です。


今回、ここでご紹介したいのは竹の寺(正式には地蔵院)というお寺で、鈴虫寺のにぎわいとは対照的にとてもひっそりと佇んでいます。


かの一休禅師が幼少のころ修行をされたことで知られているお寺です。


こちらでは抹茶をいただく事ができ(一杯400円)、静かな庭園を眺めながらの一服は格別なものがありました。


苔寺に行ったなら是非立ち寄ってみてください。


竹の寺についてはいずれ正式にご紹介したいと思います。



















京都の古都なら http://www.e-kyoto.net/







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