勝持寺は、白鳳8(680)年に創建されたとある。
しかし、応仁の乱の兵火により全てが焼失し、現在の建物は乱後に再建されたもの。
秋、境内に入ると、自生のモミジが見事に紅葉している。
たくさんの参拝者が訪れ美しく紅葉したモミジをバックに記念撮影する光景が見られる。
この寺は、西行法師が植えたと伝えられる西行桜をはじめ、境内には400本以上のサクラが植えてあり、春はサクラの名所 でもある。
勝持寺は、京の西山連峰の麓にあって、小塩山大原院勝持寺と称する古刹。
白鳳8年(680)、天武天皇の勅によって、神変大菩薩役の行者が創建したのが始まりで、延暦10年(791)に伝教大師が桓武天皇の勅を奉じて堂塔伽藍を再建 、薬師瑠璃光如来を一刀三礼をもって刻まれて本尊にしたと伝える。
承和5年(838)仁明天皇の勅 願によって、塔頭四十九院を建立されたが、応仁の乱の兵火に遭い、仁王門を除き全てを焼失している。
現在の建物は乱後に再建されたもの。
境内は西行桜をはじめ、数種類約百本の桜が植えられ、その大半 がソメイヨシノで、例年4月上旬に満開となる。
また、同数ほどのモミジが自生し、例年11月中旬に紅葉を迎える。
■アクセス
阪急バス「南春日町」下車 徒歩約20分
■拝観料
大人400円
■拝観時間
9:00~17:00(受付は16:30まで)
■住所
京都市西京区大原野南春日町1194
■お問い合せ 075-331-0601