中小企業診断士の独り言

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大森柳本通り商店街振興組合

2014-09-28 11:47:36 | 日記
大森柳本通り商店街振興組合
 JR大森駅から線路沿いに歩くと「ウィロード山王」と掲げた片蓋アーケードが見えてくる。アーケードに「赤毛のアンの翻訳家 村岡花子が暮らした街」のバナーが見えてくる。
この商店街の通りの中程に空き店舗利用した「アキナイ山王亭」があり、無料お休み処や市民の交流・活動の場として、さらに毎週土曜日には東日本大震災の復興を支援する「石巻マルシェ」の販売所としてフル稼働している。
長くシャッターが下りていた旧「鈴木はきもの店」が空き店舗対策事業として有効活用される契機となったのは、商店街からの震災復興支援拠点としての活用の提案の趣旨に賛同した店舗オーナーの快諾を得て、当時店内にそのまま在庫していた1,000足の靴の提供も受け、一昨年4月には商店街イベントでは1足500円でチャリティ販売した。
 同店を地域の交流拠点との位置づけで、1階については店頭約3坪のお祭りスペースや約10坪のサロン、キッチン、トイレを、2階については2区画を貸し出している。区指定の「トイレ・お休み処」として開放されているほか、市民サークル等の活動拠点としても利用されている。
 毎週土曜は復興支援拠点「石巻マルシェ」 
 チャリティ販売した義援金50万円の提供先について「あくまでも商人として被災商人を応援しよう」と考え「商売道具を購入する原資」との条件付きにて、宮城県石巻市の魚店店主が中心となって活動する団体「石巻プロジェクト」に進呈している。以来、「被災した缶詰以外は売るものがなかった」という被災当初から、「石巻マルシェ」と銘打っての物産販売や石巻ヤキソバの商店街イベント出店など継続的に支援している。
 復興支援イベント時に利用してきた旧はきもの店を、昨年8月には空き店舗活用事業「アキナイ山王亭」として改装オープンさせるため、都の新・元気を出せ!商店街事業および区の商店街コミュニティ活性化事業の指定も受けて、立ち上げにかかる改装費及び今後の運営にかかる費用一部等について助成を受けた。
 恒常的な交流拠点が開設されたことで、地元市民との協働も進み、毎週土曜の朝10時~夕方6時に定期開設される石巻マルシェでは、趣旨に賛同した地域内外の市民ボランティアらが協力、運営にあたっての拠点機能として、地元の高齢者見守り支援団体がお年寄りの相談窓口を常設している。






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