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倉敷美観地区(くらしきびかんちく)

2014-07-17 09:44:03 | 日記
倉敷美観地区(くらしきびかんちく)
倉敷美観地区は、岡山県倉敷市にある町並保存地区・観光地区です。この地域は倉敷市の美観地区景観条例に基づき定められていて、同市本町全域、中央1丁目北部(前神町など)、東町・阿知2丁目・鶴形2丁目の各一部が含まれています。美観地区の面積は21.0ヘクタールで、そのうち伝統的建造物群保存地区(第一種美観地区)が15.0ヘクタール、伝統美観保存地区(第二種美観地区)が6.0ヘクタールとなっています。倉敷川周辺の伝統的建造物群保存地区は倉敷川畔伝統的建造物群保存地区の名称で国の重要伝統的建造物群保存地区として選定されています。
江戸時代初期の寛永19年(1642年)、江戸幕府の天領に定められた際に倉敷代官所が当地区に設けられ、以来備中南部の物資の集散地として発展した歴史を持ち、倉敷川の畔から鶴形山南側の街道一帯に白壁なまこ壁の屋敷や蔵が並び、天領時代の町並みがよく残っています。1969年に倉敷市の条例に基づき美観地区に定められ、1979年(昭和54年)に県内2件目の重要伝統的建造物群保存地区として選定されました。また、1930年(昭和5年)に建てられた日本最初の西洋美術館大原美術館や1888年(明治21年)に代官所跡地に建てられた旧倉敷紡績工場の建物を改修・再利用した観光施設倉敷アイビースクエア等も当地区を代表する建築物です。
かつて物資を積んだ川舟の往来でにぎわった倉敷川は、その風情を味わえる観光川舟が運行されています。ゆったりと進む舟に腰を下ろして眺める白壁の町並みは、川舟流しならではの表情を見せています。







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