日本では安楽死は認められていない、一方オランダ、スイス、
スペインなど安楽死を容認している国々では終末期でない高齢
者が医療の力を借り死期を早める行為が増加している、スイス
では高齢に基づく複合疾患(がん等)も自殺幇助を受けること
が出来る病のひとつに含めてる。
欧米と日本の違いについてノンフィクション作家の宮下洋一氏
はこう述べている、欧米は個が尊重される社会であり宗教的に
も死んだら終わりと考えてると同時に個人が選択する死が憚ら
れることも少ないという、しかし日本では死んでも生き続ける
という観念や願いがあり、死を自己決定することが難しい。
しかし心の痛みを抱える人や孤独に苦しむ高齢者、介護を受け
てる高齢者で迷惑を掛けたくないという人が大勢いることも事
実である、筋違いかもしれないが、そんな弱者を救済するため
にも安楽死を認めてもいいのではないかという声があることも
確かである。