夫を亡くし初めてのひとりぐらしを経験する年金世代は多い、あ
る雑誌のアンケート調査によると夫の死をきっかけに一人暮らし
になった場合必ずしも亡くなってからの時間と気持ちは正比例で
ない人が目立つらしい。
2年未満でも一人暮らしに慣れた人、10年経っても慣れない人、
「夫が亡くなって2年ほどはうつ状態」「1年間は気持ちの整理
が出来ず仕事以外のときは泣いていました」といった声も多い。
なにか趣味など打ち込めるものを持っている人のほうが新しい環
境への適応度が高いとも言われてる、4年前に亡くなった母の場
合、父が亡くなってからの一人暮らしはコーラス仲間とのふれあ
いが支えになったことは確かである、ただ人それぞれ置かれた状
況が違うだけに一概に解消できるものはないかもしれない、しか
し年月の経過とともに喪失感は薄れ一人暮らしに慣れていくよう
な気がする。