人は老いることをどうしても否定的に捉える、肉体は衰え知力も
当然のように衰える、それでも自分の年齢は自分にふさわしくな
いと感じたがるものである、〇〇歳、気持ちはちっとも変わって
ないのに、時間とともに肉体は変化するのに気持ちは変わらない、
だから納得がいかない。
髪はうすくなる、シワやシミが増える、疲れやすい、自分の体は
自分の年齢をまぎれもなく示している、だから自分はこの年齢に
ふさわしい老いてゆく肉体そのものだと受け入れるしかない。
それでも私自身もうすぐ73歳、自分と向き合い、考える時間、
いわゆる内省する時間が多くなったことは確かである、もしかし
たら魂が最も活動してると実感できるのが、なぜか今のような気
がする、そう考えると老いることは悪いことばかりではないと思
う今日この頃である。