団塊シニアのひとりごと

定年退職して14年目になりました、定年後の生活で
日々感じたことを伝えたいと思ってます。

職業で人間の価値が決まるものではないけれど

2022年06月27日 | 仕事

作家の森博嗣氏が「やりがいのある仕事という幻想」という著

書のなかでこんなことを書いている、古来、人間の価値という

と、その人がしている仕事で判断される事が多かった、それだ

け職業というのは人の価値を決める重要な要素だった、だから

人よりも立派な仕事につきたいと願ったりする、そうすると人

間としてレベルアップしてみんなから尊敬されるだろうと勝手

に思い込んでいる。

 

しかし職業に貴賤はなく、どんな仕事でも人の役にたっている

、無職であっても人の価値が下がるわけではない、同じように

金持ちが貧乏人よりもえらいわけではない、どんなに仕事で成

功しても人間として偉くなれるわけではない、確かにその通り

であるが実際問題としてお金のある人や権力のある人が人を動

かすことで偉いと思わせてることも事実である。

 

職業で人間の価値が決まるのではないとしたら、何で人間の価

値が決まるのだろうか?森氏は自分がどれだけ納得できるか、

その人の価値というのは自分が評価することだという、しかし

自分で自分を評価するのは難しい、人それぞれかもしれないが、

人間として尊敬できる、信頼できる、生きる姿勢等やはり他者

からの評価で決まるような気がする。