「昔は川中島で武田信玄と上杉謙信が戦った、つまり日本人同
士が戦争をしていた、そういうことは今の日本にはない、人間
の世界から戦争はなくならないと訳知り顔に言う人がいるけれ
ど、そんなことはない、日本人同士の戦争はなくなっているで
はないか、戦争はやめられる、希望はなくしてはならない」
これは先日亡くなった脚本家の山田太一氏のエッセイのなかで
今は亡き俳優の小沢昭一氏が戦争について言及した内容である、
まさに心から共感する、今の日本が国内外の空気に押されて外
交性の柔軟性を失い、戦火をまじえることのないことは誰もが
願うことである。
その動機が正当だとしてもプライドや利権で戦争をはじめたら
その犠牲は測りしれない、ウクライナとロシア、中東での衝突、
イスラエルとハマスの戦争を見ても周知のとおりだ、日々恐怖
と悲しみが当然の世界になる、戦争を外交でなんとか解決し平
和な世界を願うばかりだ。