団塊シニアのひとりごと

定年退職して14年目になりました、定年後の生活で
日々感じたことを伝えたいと思ってます。

64歳男性リタイア後の新しい生き方

2022年05月29日 | 定年後の生活

「実は自分は会社で生きるのがつらかった、仕事が生きがいと

信じ込むことで感受性が摩滅させてしまった、会社では人の中

で気をつかっていた、今は平日の週3日、午前10時から午後

3時までスポーツジムで過ごす日々を続けてる、休憩を挟みな

がら黙々とこなす、誰とも口をきかないで済むことに深い安堵

感がある、自分にとってはこの時間がかけがえのないものだ」

 

これは10年前私が定年退職後にある雑誌に掲載された64歳

男性のリタイヤ後の日々を綴った一節である、当時の私と同じ

年でサラリーマンだったこともあり、喪失感と解放感、なぜか

共感できるものがあったことを記憶している。

 

日々の暮らしに大きな変化があるわけではない、それは現役時

代もリタイヤしてもあまり変わらないものだ、違いがあるとす

れば一日の流れに起伏があるかないかだ、仕事をしていればあ

る程度の刺激が人間関係も含めてあるがリタイヤするとゼロか

らのスタートである。

 

64歳男性にとって毎日が平凡であっても新しい生き方に挑戦

して、幸せを感じているなら、きっとそれが生きがいだと思う、

そして人間社会の濃やかな景色が見えるのがリタイヤ後の人生

であることは間違いない。