団塊シニアのひとりごと

定年退職して14年目になりました、定年後の生活で
日々感じたことを伝えたいと思ってます。

夫が看取ると余命5年、妻が看取ると余命22年

2022年07月27日 | 夫婦

夫が看取ると余命5年、妻が看取ると余命22年といわれるが、

妻に先立たれた夫の寿命は少なくとも15年も縮まるという調

査結果が出ている、愛妻家で知られた経済小説開拓者である城

山三郎氏「毎日が日曜日」や「官僚たちの夏」のヒット作を遺

しているが奥様亡きあとの喪失感、本人でないと理解できない

ものがある。

 

城山三郎氏の奥様が亡くなったのは2000年、68歳のとき

である、そして城山氏が亡くなったのは2007年、79歳の

時である、この7年の辛い日々を著書「どうせあちらへは手ぶ

らで行く」に書かれてる、妻を失ったこと、ただそのことだけ

で後は何も考えたくない、それほどの妻だった、おかげで豊作

の人生だった。

 

さらに46年の結婚生活で積み上げてきたものが一挙に崩れて

消されてしまった思い、強烈な孤独感と不安感、目先のことし

考えぬようにしよう、目先のことだけ楽しんで生きようと自ら

を鼓舞しようとする決意が感じられた、しかしこの翌年間質性

肺炎でこの世を去った、いかに愛妻家でありいかに奥様を愛し

頼り切ってたかが文面から伝わってきた、まさに冒頭の夫が看

取ると余命5年、そんな生き方だった。