先日新聞の特集「告白」に投稿した81歳男性の「夫婦でがん
す」は心温まるものがあった、当時男性は東京の病院の事務職
員として勤務していた、その病院で廊下の手すりを使ってリハ
ビリをしてる入院中の女性に通い合うものを感じてた。
その彼女に退院することを告げられた、咄嗟に「結婚しよう」と
いう言葉が出た、プロポーズである、当然彼女は吃驚、いつもは
標準語なのに、なぜか遠く離れた男性の故郷の方言が飛び出した
「こったな弱い体で結婚は無理でがんす」それは二人を結びつけ
る貴重な言葉になった。
それから50余年、紆余曲折はあったもののお蔭で平穏な毎日を
過ごすことができているのでがんすという内容だった、ちなみに
「でがんす」を調べてみると山形県の庄内地方(酒田、鶴岡)の
方言で、〇〇でございますという意味である。