何が幸福で何が不幸か、それを測るものさしというものが、あ
るのかどうか、あいまいで漠然としている、だから何を基準に
するかというと他人である、他人と比較して自分の幸、不幸を
決めやすいものだ。
本当は他人との比較ではなく幸せかどうかは、本人がそう思え
る気持ちの問題のような気がする、今をある程度、満足で幸せ
だと謙虚な気持ちで思える人はいくつになってもそう思えるは
ずである。
老後は特別でなく人生はつながっている、地味で単調で、なに
より忍耐が必要なのが人生の後半といわれる老後かもしれない、
それでも平凡な一瞬一瞬に幸せを感じることができれば恵まれ
た人生だと私は思っている。