団塊シニアのひとりごと

定年退職して14年目になりました、定年後の生活で
日々感じたことを伝えたいと思ってます。

東日本大震災から10年経ったけれど

2021年03月11日 | 災害

10年前のあの日、私は仙台市内の会社にいた、退職を月末に控え

ビルのなかで残務整理をしていた時、今まで感じたことのない大き

な揺れ、長く感じた揺れ、その時同じ県内の沿岸部に津波が押し寄

せ、よもや未曾有の大惨事になろうとは予想もしなかった。

 

死への恐怖を感じ、声を出す時間もなく波にのみこまれた人々、死

だれにも平等にやってくる、しかし十分生きたと満足して旅立っ

た人はいなかったはず、本人も残された人も無念だったろう。

 

そして原発事故、今日の生活が明日も続き、今日も生きて明日も生

いて当然のことだった、そして人は多くのものを失い生き残っ

たものは立ち尽くすしかなかった。

 

ふるさとをあきらめる苦渋の決断、見知らぬ土地での暮らし、仮住

の避難生活、自宅の再建に賠償は不十分、震災から10年経っ

けれど真の復興を目指して今も、き続ける人の姿を私たちは

忘れてはならない。