『Cutie Honey –TEARS－』。

#Cutie Honey
#キューティーハニー
『Cutie Honey –TEARS－』を観てきた。

面白い！
これまでとは違う、新しいキューティーハニー。
キューティーハニーを超えたCutie Honey。
“Cutie Honey”の冠を外してもいいぐらい。『 The Dark Knight Rises』みたいに。
スパイダーマンやバットマン、キャプテン・アメリカ、アイアンマンとMARVELコミックが実写化されていることを考えると、Cutie Honeyの新しい解釈の実写映画化は割と自然な流れだと思う。
新しい。翻ってみれば正統派とはいえず、ギャグ要素は一切ない。
PTAで問題になったぐらいの破廉恥さもない。
とにかくカッコいい。

その身体能力は人を超越した存在。でもただの瞳という存在。
早見という男はただの男。ただ人を超越したメンタルを持つ存在。
そして、2人とも世界の構造を変えたいと願う。
どちらが欠けてもそれはなせない。なぜならお互いが不完全だから。
不完全がゆえ、相補的に2人は協力する。協力することで+αの力が生まれる。
完全だけでは、完全になれない。
それでいて不完全には不完全の、完全には完全の正義がある。だから戦う。
その辺りに深さを感じる。

他の作品みたいに、仲間を助ける、とか、悪の組織を倒すなんてチンケな規模じゃない。
空中元素固定装置という原作の重要な設定をコアにしているのもこれまでのCutie Honey作品とはちょっと違う。
これは結構奥深いし、面白い作品だと思う。