Sketch of the Day

This is Takeshi Kinoshita's weblog.

日本の“いい川”シンポジウム:日本の川が変わる~多自然川づくりの新たなる挑戦~

2007-01-29 | Fieldwork
日時:平成19年2月17日(土) 11:30 会場 12:50 開会
   ※12:00より会場内でポスターセッションを開催
会場:東京ウィメンズプラザ ホール(東京都渋谷区神宮前国連大学横)
主催:日本の“いい川”シンポジウム実行委員会
後援:国土交通省
協賛:(財)リバーフロント整備センター・(財)河川環境管理財団
   (財)ダム水源地環境整備センター・(社)日本河川協会 (以上、予定)
連絡:NPO法人全国水環境交流会 mizukan@mizukan.or.jp

イベント情報2件

2007-01-16 | Fieldwork
*平成19 年度日本造園学会全国大会学生公開アイデアコンペについてのお知らせ http://www.landscapearchitecture.or.jp/dd.aspx?itemid=1361

*新川耕地有効活用に係わるフォーラムの開催
日時:平成19年2月5日(月)午後2時から
場所:流山生涯学習センター多目的ホール
テーマ:新川耕地有効活用計画具現化に向けて~新川耕地の持っている魅力と可能性を活かすために~

グリーンアート・フェスタ'06 in すがも 参加作品募集

2006-09-13 | Fieldwork
第2回 江戸東京園芸まつり ~あなたの手で街をみどりに飾ってみませんか~

江戸市街地に隣接した巣鴨・染井地区かつては旧中山道に沿って植木商、造園・植木の生産者が多く立地し江戸園芸の拠点を形成していました。この歴史をまちづくりの活かすため、昨年度より“江戸東京園芸まつり”を開催しています。“江戸東京園芸まつり”は江戸園芸に因み、新しい都市景観を市民の手で緑に飾る“グリーンアート・フェスタ”を目標に実施するものです。巣鴨では現在、とげぬき地蔵尊で全国的にも有名な高岩寺さんの境内周辺の国道17号線(白山通り)の拡幅事業が進んでおり、国道工事期間中の美観対策及び、将来の国道拡幅後のより美しい街並みの展開などが大きな課題となっています。グリーンアート・フェスタ’065では、高岩寺さん周辺の国道買収済用地を対象とした街並みを飾る“グリーンアート”を募集し、現地で制作、展示。さらに、優秀作品は表彰することとしています。このフェスタを契機として、将来のみどりに彩られたうるおいのある街づくりと街の活性化に寄与することを目的としています。趣旨をご理解の上皆様のご協力と参加をお願いする次第です。

平成18年9月11日
第2回江戸東京園芸まつり実行委員会 委員長 松宮秀明

■主 催 :?としまにぎわい創出機構
■運 営 :第2回江戸東京園芸まつり実行委員会
■共 催 :豊島区、巣一商店会、巣鴨駅前商店街振興組合、巣鴨地蔵通り商店街振興組合、サンモール大塚商店街振興組合、大塚駅南口盛和会、大塚北口商栄会、巣鴨街づくり協議会、すがも中山道菊まつり実行委員会
■後 援 :巣鴨とげぬき地蔵尊門前仲見世会、仲見世奉賛会、萬頂山高岩寺、醫王山真性寺、大塚天祖神社、大塚商興会、巣鴨親和会、巣鴨三親会、大塚地区町会(未定)、東京都公園緑地協会(調整中)、協賛企業(未定)
■後 援 :巣鴨とげぬき地蔵尊門前仲見世会、仲見世奉賛会、萬頂山高岩寺、醫王山真性寺、東京都公園緑地協会(調整中)
■製作協力:千葉大学緑地・環境学科、?未来風景舎、?修景社、中山章建築研究室
■開催期間:平成18年10月21日(土)?11月6日(月)(制作期間10月14日?20日、表彰式:11月6日(菊祭り初日))
■開催場所:豊島区豊島三丁目地内国道17号線拡幅用地(空地)
■募集作品:3つのタイプのグリーンアートを製作者(10チーム)を募集します。(材料費は規定の範囲で各製作チームに支給します)

?木製のフレームを使ったグリーンアート
既設の木製のフレーム(高さ・幅約3m)を使用して花のバスケット吊るすなどにより街角を彩るグリンアートを製作します。
?壁面に展開するグリーンアート:
国道沿いの空地に高さ約2.5mの壁(ネットフェンス等)を設置し壁を活用したグリーンアートを製作します。壁の高さ、幅などは製作チームとご相談いたします。壁に囲まれたエリヤはオープンカフェとしての利用を考えています。
?木製の台を使ったグリーンアート
国道沿いの空地に木製の台を設置し台を活用したグリーンアートを製作します。台は約3m四方に設置することとし、形状については製作チームと相談いたします。

問い合わせ・申し込み先:第2回江戸東京園芸祭り実行委員会事務局 事務局長 小林 哲
〒170-0002東京都豊島区巣鴨4-22-8巣鴨地蔵通り商店街振興組合内?:03-3918-2101・2102 

海外の日本庭園シンポジウム(再掲)

2006-02-07 | Fieldwork
(社)日本造園学会関東支部例会 
海外の日本庭園シンポジウム
海を渡った日本庭園のこれまでとこれから

日 時:2006年3月15日(水)18:00~20:30
会 場:東京農業大学世田谷キャンパス1号館4階メディアホール

■ 開催趣旨 ■
 日本国外に造られ世界各地にて公開されている日本庭園は400を優に越えている。そして、今も世界のどこかで新しい日本庭園造りが企画され、また実地に造られているのである。19世紀後半に始まった海外の日本庭園の歴史はすでに100年を超え、姉妹都市などの文化交流拠点として造られた日本庭園も100以上にのぼっている。
 こうした世界に広がる日本庭園の現状を考え、(社)日本造園学会では過去5年間の年月をかけて「海外の日本庭園」の実情について調査してきた。その成果が今春『「海外の日本庭園」に関する調査報告書』として完成した。この報告書の内容にもとづき、調査担当者、海外の日本庭園造りを支えた人々が集い、これまで海外に造られてきた日本庭園の歴史と現状を報告・検討しつつ、日本庭園による国際社会における文化交流の将来を展望する。

■ 参加予定者 ■
 在日本各国大使館文化交流担当者、各自治体海外交流担当者、日本庭園研究者、庭園デザイナー、海外造園経験者、造園学関連学生、ほか日本庭園や海外文化交流に関心を持つ方々
 
■■プログラム■■

  18:00 開催趣旨 大貫誠二(財団法人都市緑化基金)
  18:10 話題提供1:海を渡った日本庭園 -海外の日本庭園の歴史
       鈴木 誠(東京農業大学)
  18:40 話題提供2:世界に広がる日本庭園 -海外の日本庭園の現状
       鹿野陽子(東京大学)
  19:00 話題提供3:交流と交友の証となる日本庭園 -日本庭園を通じた海外交流
       赤坂 信(千葉大学)
  19:20 話題提供4:海外での日本庭園づくり -計画・設計・施工・管理の課題
       大平 暁(箱根植木株式会社)
  19:40 話題提供者他によるパネルディスカッション:
      「海を渡った日本庭園のこれまでとこれから」
  20:30 閉会
      
■主 催:(社)日本造園学会関東支部/(社)日本造園学会「海外の日本庭園」調査刊行委員会

■協 賛:財団法人国際花と緑の博覧会記念協会

■後 援:(財)都市緑化基金、(社)ランドスケープコンサルタンツ協会、ほか (予定)

■申込み:不要。当日直接会場にお越しください。
     
■参加費:入場無料。(ただし資料代等実費)
     ※当日会場にて「海外の日本庭園」調査報告書の頒布(有償)いたします。

■その他:最寄駅:小田急線経堂駅ほか 「東京農業大学」のホームページをご覧ください。
(http://www.nodai.ac.jp/campuslife/access/map_s.html)
■問合せ:(社)日本造園学会 「海外の日本庭園」調査刊行委員会
     Fax :03-5477-2625 E-mail : makoto@nodai.ac.jp

海外の日本庭園シンポジウム

2006-02-01 | Fieldwork
イベントのお知らせです。
ボクは登壇しませんが、標記調査委員会に所属させていただき、報告書の中の論説「公園、植物園、美術館のなかの日本庭園」を担当させていただきました。ぜひ足をお運びください。


海外の日本庭園シンポジウム
海を渡った日本庭園のこれまでとこれから

日時:2006年3月15日(水)18:00~20:30
会場;東京農業大学世田谷キャンパス1号館メディアホール

開催趣旨
(社)日本造園学会において過去6年にわたり調査してきた、「海外の日本庭園」に関する調査報告書が完成した。この報告書の内容にもとづき、これまで海外に造られてきた日本庭園の歴史と現状を報告・検討しつつ、日本庭園による国際社会における文化交流の将来を展望する。

プログラム(案)
18:00 開催趣旨 大貫誠二(財団法人都市緑化基金)
18:10 海を渡った日本庭園:海外の日本庭園の歴史 鈴木誠(東京農業大学)
18:50 世界に広がる日本庭園:海外の日本庭園の現状 鹿野陽子(東京大学)
19:10 交流と交友の証となる日本庭園:日本庭園を通じた海外交流 赤坂信(千葉大学)
19:30 海外での日本庭園づくり:計画・設計・施工・管理の課題 大平暁(箱根植木株式会社)
19:50 質疑とまとめ
20:30 閉会

参加費:無料。ただし資料代実費。当日会場にて「海外の日本庭園」調査報告書の頒布(有償)をいたします。

第1回江戸東京園芸まつりグリーンアートフェスタ '05 in すがも・おおつか 開幕

2005-11-08 | Fieldwork
表記フェスタに、僕が担当する設計実習(千葉大学園芸学部緑地・環境学科環境デザイン実習V)の受講生チーム(3年生+2年生)が作品を出展しました。計画・設計・施工までほとんどの行程を学生が自前で行いました。記録写真をアップしましたのでぜひご覧下さい。この作品を含め、他大学、プロのアーティストやランドスケープ・アーキテクトらの作品全9点が出品されました(後ほど他作品もアップするつもりです)。11月13日まで展示される(その後一部作品を大塚会場に移設)予定ですので、ぜひ時間を見つけてご覧になって下さい。会場等などの詳細はこちらをご覧下さい。

日本造園学会全国大会分科会のお知らせ

2005-05-10 | Fieldwork
平成17年度日本造園学会全国大会分科会
“アーバニズム”とどう向き合うか? その3 都市化する河川とランドスケープのデザイン

●日時:2005年5月16日(月) 午前 9:00~11:30
●場所:フィオーレ東京 カトレア(第3会場)
    東京都新宿区新宿7-26-9 TEL. 03-5292-6510

●趣旨:都市インフラとしての土木構造物のデザインとその評価基準について検証した昨年の分科会に引き続いて、今年は河川空間のランドスケープ・デザインに着目する。河川は土木が対象としてきた公共用物の中でも、その自然公物としての位置づけから、本来ランドスケープ・デザインに深く関わるべき対象と言える。しかしながら、河川管理施設(堤防等)のデザインはこれまで主に技術的・経済的な面からのみ処理される部分が多く、デザイン本来の可能性が見過ごされてきた点は否めない。近年、シビックデザインと称して堤防等のデザインにも多面的な展開が見られるようになってきたが、そのような試みはまだ始まったばかりである。しかし、これらの試みの多くが、(当然とはいえ)現行の治水システムや制度環境を前提とした、いわば河川空間表層のデザイン改善にとどまっている点を我々は何よりも問題視したい。治水システムの見直し、自然公物としての管理の限界、公物管理と土地所有の問題等々、この国の河川と都市化の関係はいま新たな局面を迎えつつあると言ってよいであろう。こうした状況をふまえ、まず、日本の河川空間をとりまく制度環境、治水システム、土地所有形態等について、海外の事例を参照しながら復習、相対化してみる。そして、現行の河川制度や治水システムの枠を取り払って(見直して)みた時に、我々はどのような新しい枠組みやデザインの考え方、都市の空間モデルを展望しうるのかについて、土木や造園、景観の専門家を交えて自由に議論することを本分科会の目的とする。

●企画責任者:
木下  剛(千葉大学 園芸学部 緑地・環境学科)
高橋靖一郎(Masterpiece/Landscape Design Studio)
石川  初((株)ランドスケープデザイン)

●プログラム
話題提供:
1.グランドデザインとしての河川の構造と治水システム:辻野五郎丸((株)修景社)
2.イギリスの運河景観にみる土地所有と水運権利の影響:荒井歩(東京農業大学)
3.東京キャナルプロジェクトからの提言:石川 初((株)ランドスケープデザイン)
討論:話題提供者および会場参加者による討論
モデレーター:木下  剛(千葉大学園芸学部)、高橋靖一郎(Masterpiece/Landscape Design Studio)

日本造園学会全国大会ワークショップのお知らせ

2005-05-07 | Fieldwork
平成17年度日本造園学会全国大会ワークショップ
景観を育てる制度の現場での運用 -研究・行政・産業の立場から-

日時:平成17年5月14日(土) 10:00~14:40(12:00~13:00昼食)
会場:東京大学農学部弥生講堂一条ホール(入場無料)
主催:日本造園学会学術委員会

●趣旨:平成16年6月18日に公布され、平成16年12月17日に景観計画区域等に関わる一部の規定が施行された「景観緑三法」、平成16年5月28日に公布された「文化財保護法の一部を改正する法律」により文化財保護法に創設された文化的景観の保護制度など、良好な景観を育てるために新たに創設された制度の運用が平成17年度から本格的に始まる。このような背景をふまえ、既存の制度と新たな制度とを複合的・総合的に活用して、日本における良好な景観の保護・再生・創造に向けて、現在どのような取組みが動き出しており、また、これからどのように発展・継続させていくべきかということを、行政や市民活動の現場の視点から議論を深めることを目的とする。

●プログラム:
10:00~10:10 趣旨説明
10:10~12:00 セッション1:景観緑三法の施行と行政のとりくみ
12:00~13:00 昼休み
13:00~14:30 セッション2:景観緑三法による街づくりの課題
14:30~14:40 総括

●セッション1:景観緑三法の施行と行政のとりくみ(話題提供各15分・討論50分)
話題提供1:市町村レベルでのとりくみ~取り組み動向と課題~:深尾甚一郎(近江八幡市文化政策部企画課)
話題提供2:景観法の制定を受けての今後の景観行政の方向について:高山英夫(滋賀県琵琶湖環境部自然保護課)
話題提供3:景観法の施行状況について:森口俊宏(国土交通省都市・地域整備局都市計画課)
話題提供4:文化的景観の保護施策における行政からの連携:本中 眞(文化庁文化財部記念物課)
モデレータ:宮城俊作(奈良女子大学生活環境学部/日本造園学会学術委員会)

●セッション2:景観緑三法による街づくりの課題(話題提供各15分・討論45分)
話題提供1:天神崎の自然とその保全活動:玉井澄夫((財)天神崎の自然を大切にする会)
話題提供2:景観の創造による街づくり~紀州湯浅:様々な住民組織が育み洗練させてきた「歴史的まちなみ」~:神吉紀世子(京都大学大学院工学研究科都市環境工学専攻)
話題提供3:景観法時代の専門技術者の役割:出来正典((株)シビックデザイン研究所)
モデレータ:木下 剛(千葉大学園芸学部/日本造園学会学術委員会)

イベントのお知らせ

2005-04-09 | Fieldwork
平成17年度日本造園学会全国大会ワークショップ
景観を育てる制度の現場での運用 -研究・行政・産業の立場から-

日時:平成17年5月14日(土) 10:00~14:40(12:00~13:00昼食)
会場:東京大学農学部弥生講堂一条ホール(入場無料)
主催:日本造園学会学術委員会

趣旨:平成16年6月18日に公布され、平成16年12月17日に景観計画区域等に関わる一部の規定が施行された「景観緑三法」、平成16年5月28日に公布された「文化財保護法の一部を改正する法律」により文化財保護法に創設された文化的景観の保護制度など、良好な景観を育てるために新たに創設された制度の運用が平成17年度から本格的に始まる。
 このような背景をふまえ、既存の制度と新たな制度とを複合的・総合的に活用して、日本における良好な景観の保護・再生・創造に向けて、現在どのような取組みが動き出しており、また、これからどのように発展・継続させていくべきかということを、行政や市民活動の現場の視点から議論を深めることを目的とする。

プログラム:
10:00~10:10 趣旨説明
10:10~12:00 セッション1:景観緑三法の施行と行政のとりくみ
12:00~13:00 昼休み
13:00~14:30 セッション2:景観緑三法による街づくりの課題
14:30~14:40 総括

セッション1:景観緑三法の施行と行政のとりくみ(話題提供各15分・討論50分)
話題提供1:景観行政団体の動向(仮題):森口俊宏(国土交通省都市・地域整備局都市計画課)
話題提供2:都道府県レベルでのとりくみ(仮題):高山英夫(滋賀県琵琶湖環境部自然保護課)
話題提供3:市町村レベルでのとりくみ(仮題):深尾甚一郎(近江八幡市文化政策部企画課)
話題提供4:景観緑三法にかかわる政策連携(仮題):本中 眞(文化庁文化財部記念物課)
モデレーター:宮城俊作(奈良女子大学生活環境学部/日本造園学会学術委員会)

セッション2:景観緑三法による街づくりの課題(話題提供各15分・討論45分)
話題提供1:景観の保護・保全を契機とする街づくり(仮題):玉井澄夫((財)天神崎の自然を大切にする会)
話題提供2:景観の創造による街づくり(仮題):神吉紀世子(京都大学大学院工学研究科都市環境工学専攻)
話題提供3:専門技術者の役割(仮題):出来正典((株)シビックデザイン研究所)
モデレーター:木下 剛(千葉大学園芸学部/日本造園学会学術委員会)

*平成17年度日本造園学会全国大会分科会
平成17年度日本造園学会全国大会分科会
“アーバニズム”とどう向き合うか? その3 都市化する河川とランドスケープのデザイン

目 的:
 都市インフラとしての土木構造物のデザインとその評価基準について検証した昨年の分科会に引き続いて、今年は河川空間のランドスケープ・デザインに着目する。河川は土木が対象としてきた公共用物の中でも、その自然公物としての位置づけから、本来ランドスケープ・デザインに深く関わるべき対象と言える。しかしながら、河川管理施設(堤防等)のデザインはこれまで主に技術的・経済的な面からのみ処理される部分が多く、デザイン本来の可能性が見過ごされてきた点は否めない。近年、シビックデザインと称して堤防等のデザインにも多面的な展開が見られるようになってきたが、そのような試みはまだ始まったばかりである。しかし、これらの試みの多くが、(当然とはいえ)現行の治水システムや制度環境を前提とした、いわば河川空間表層のデザイン改善にとどまっている点を我々は何よりも問題視したい。
 治水システムの見直し、自然公物としての管理の限界、公物管理と土地所有の問題等々、この国の河川と都市化の関係はいま新たな局面を迎えつつあると言ってよいであろう。こうした状況をふまえ、まず、日本の河川空間をとりまく制度環境、治水システム、土地所有形態等について、海外の事例を参照しながら復習、相対化してみる。そして、現行の河川制度や治水システムの枠を取り払って(見直して)みた時に、我々はどのような新しい枠組みやデザインの考え方、都市の空間モデルを展望しうるのかについて、土木や造園、景観の専門家を交えて自由に議論することを本分科会の目的とする。

企画責任者:
  木下  剛(千葉大学 園芸学部 緑地・環境学科)
  高橋靖一郎(マスターピース/ランドスケープデザインスタジオ)
  石川  初((株)ランドスケープデザイン)

話題提供(仮題):
1. グランドデザインとしての提体構造と治水システム:辻野五郎丸((株)修景社)
2. イギリスの運河景観にみる土地所有と舟運の影響:荒井 歩(東京農業大学)
3. 東京キャナルプロジェクトからの提言:石川 初((株)ランドスケープデザイン)
討 論:
 話題提供者および会場参加者による討論
モデレーター:
 木下  剛(千葉大学園芸学部)
 高橋靖一郎(マスターピース/ランドスケープデザインスタジオ)