委員として参加している表題の懇談会のサードステージとりまとめ。私は、「グリーンインフラの社会実装とパートナーシップ」と題して話題提供させてもらったほか、道路空間において、持続可能な交通手段の優先順位を高める(要は車線を減らす)ことで、歩行者や自転車に優しい空間としていくための余地を生み出すことなどを提起しました。自動車優先のままでは、「余地」を生み出すのは難しい。実に単純なことです。これは、技術の問題というより考え方の問題だと思います。
千年村運動体関東班による平成26年度利根川流域疾走調査報告書を発行しました。
調査に参加し、「利根川流域における抄郷比定地、環境と生産からの考察」と題する調査報告を寄稿しました。
鏑川右岸の河岸段丘と大字(地理院地図及び基盤地図情報を用いて作成)
赤字が抄郷比定地の大字、黒字はその他の大字。
抄郷比定地の大字は段丘崖や山斜面を含み、複数の地形にまたがった立地をみせる。
調査に参加し、「利根川流域における抄郷比定地、環境と生産からの考察」と題する調査報告を寄稿しました。
鏑川右岸の河岸段丘と大字(地理院地図及び基盤地図情報を用いて作成)
赤字が抄郷比定地の大字、黒字はその他の大字。
抄郷比定地の大字は段丘崖や山斜面を含み、複数の地形にまたがった立地をみせる。
平成25年7月13日(土)、早稲田大学建築学科の中谷礼仁研究室とともに、千葉県市原市島野の七ツ町公民館にて、千年村詳細調査の報告会を実施してまいりました。昨年の調査と同様、今回も多くの町会の方々にご参加いただき、非常に有意義な意見交換の場となりました。これまでの千年からこれからの千年に向けての具体的な運動の必要性が確認されました。各町会長様をはじめ、ご出席いただいた皆様に御礼申し上げます。
千葉県山武市・旭市における東日本大震災の被災状況に対応した市街地復興パターン概略検討業務(その30)(国土交通省都市局市街地整備課、平成24年3月)の調査作業監理会議に参加し、津波避難公園等の提案をさせていただきました。
立派な報告書ができておりますが、公開されている情報は下記(調査総括表)のみのようです。
東日本大震災の被災状況に対応した市街地復興パターン概略検討業務(その30):山武市調査総括表
東日本大震災の被災状況に対応した市街地復興パターン概略検討業務(その30):旭市調査総括表
立派な報告書ができておりますが、公開されている情報は下記(調査総括表)のみのようです。
東日本大震災の被災状況に対応した市街地復興パターン概略検討業務(その30):山武市調査総括表
東日本大震災の被災状況に対応した市街地復興パターン概略検討業務(その30):旭市調査総括表
日本造園学会震災復興支援調査第1次調査宮城県気仙沼チームの調査報告(PPT概要版)が日本造園学会のホームページに掲載された件についてはすでに本ブログにてご紹介させていただきましたが、文書版が造園学会誌「ランドスケープ研究」75(3), 2011, pp.214ー215に掲載されております。
日本造園学会震災復興支援調査第1次調査宮城県気仙沼チームに参加し、調査結果を学会に報告しました。
調査報告(概要版)は、その他の調査チームの調査報告とともに日本造園学会のホームページで閲覧またはダウンロードできます。
気仙沼チームのチームメンバーは以下のとおりです。
石川 初 株式会社 ランドスケープデザイン
大高 隆 フォトグラファー
木下 剛* 千葉大学大学院園芸学研究科
菅 博嗣 有限会社 あいランドスケープ研究所
高橋 靖一郎 株式会社 LPD
中谷 礼仁 早稲田大学理工学術院創造理工学部建築学科
八色 宏昌 株式会社 グラック
* チームリーダー
日本造園学会震災復興支援調査第一次調査に参加した全チームの調査報告をとりまとめた調査概要はこちらをご覧下さい。
パブリックコメント中の学会提言はこちら。
調査報告(概要版)は、その他の調査チームの調査報告とともに日本造園学会のホームページで閲覧またはダウンロードできます。
気仙沼チームのチームメンバーは以下のとおりです。
石川 初 株式会社 ランドスケープデザイン
大高 隆 フォトグラファー
木下 剛* 千葉大学大学院園芸学研究科
菅 博嗣 有限会社 あいランドスケープ研究所
高橋 靖一郎 株式会社 LPD
中谷 礼仁 早稲田大学理工学術院創造理工学部建築学科
八色 宏昌 株式会社 グラック
* チームリーダー
日本造園学会震災復興支援調査第一次調査に参加した全チームの調査報告をとりまとめた調査概要はこちらをご覧下さい。
パブリックコメント中の学会提言はこちら。
ランドスケープデザイン誌78号(2011年6月号)に寄稿しました。
都市の基本性能が、ヒトの生命を保障すること(生存)よりも、生活・生業に最適化されがちなのは、大災害の発生スパンが超長期的であり、生々しい被害の記憶が忘却されてしまうことによる。都市化とは、生き物としてのヒトが本能的に備えているはずの生存感覚を犠牲にして、生活・生業の快適性・効率性を獲得する過程といえる。よって今後は生存に最適化された都市のあり方についても考えてみる必要があるだろう。具体的には、地域社会を支えている環境の単位・構造が、ヒトの生存も支持しうるかどうかを、その手段(地形立地、シェルター、食料供給、エネルギー、交通通信等)に照らして吟味する。そこでは、環境が人間に与える影響(例えば津波のような)をある程度許容することで、人間と環境の動的平衡状態を導くことが肝要となる。人間が環境に与える影響のみならず、環境が人間に与える影響も併せて考えることで、環境の持続可能性がより高まると考える。
都市の基本性能が、ヒトの生命を保障すること(生存)よりも、生活・生業に最適化されがちなのは、大災害の発生スパンが超長期的であり、生々しい被害の記憶が忘却されてしまうことによる。都市化とは、生き物としてのヒトが本能的に備えているはずの生存感覚を犠牲にして、生活・生業の快適性・効率性を獲得する過程といえる。よって今後は生存に最適化された都市のあり方についても考えてみる必要があるだろう。具体的には、地域社会を支えている環境の単位・構造が、ヒトの生存も支持しうるかどうかを、その手段(地形立地、シェルター、食料供給、エネルギー、交通通信等)に照らして吟味する。そこでは、環境が人間に与える影響(例えば津波のような)をある程度許容することで、人間と環境の動的平衡状態を導くことが肝要となる。人間が環境に与える影響のみならず、環境が人間に与える影響も併せて考えることで、環境の持続可能性がより高まると考える。