*平成17年度日本造園学会全国大会ワークショップ
景観を育てる制度の現場での運用 -研究・行政・産業の立場から-
日時:平成17年5月14日(土) 10:00~14:40(12:00~13:00昼食)
会場:東京大学農学部弥生講堂一条ホール(入場無料)
主催:日本造園学会学術委員会
趣旨:平成16年6月18日に公布され、平成16年12月17日に景観計画区域等に関わる一部の規定が施行された「景観緑三法」、平成16年5月28日に公布された「文化財保護法の一部を改正する法律」により文化財保護法に創設された文化的景観の保護制度など、良好な景観を育てるために新たに創設された制度の運用が平成17年度から本格的に始まる。
このような背景をふまえ、既存の制度と新たな制度とを複合的・総合的に活用して、日本における良好な景観の保護・再生・創造に向けて、現在どのような取組みが動き出しており、また、これからどのように発展・継続させていくべきかということを、行政や市民活動の現場の視点から議論を深めることを目的とする。
プログラム:
10:00~10:10 趣旨説明
10:10~12:00 セッション1:景観緑三法の施行と行政のとりくみ
12:00~13:00 昼休み
13:00~14:30 セッション2:景観緑三法による街づくりの課題
14:30~14:40 総括
セッション1:景観緑三法の施行と行政のとりくみ(話題提供各15分・討論50分)
話題提供1:景観行政団体の動向(仮題):森口俊宏(国土交通省都市・地域整備局都市計画課)
話題提供2:都道府県レベルでのとりくみ(仮題):高山英夫(滋賀県琵琶湖環境部自然保護課)
話題提供3:市町村レベルでのとりくみ(仮題):深尾甚一郎(近江八幡市文化政策部企画課)
話題提供4:景観緑三法にかかわる政策連携(仮題):本中 眞(文化庁文化財部記念物課)
モデレーター:宮城俊作(奈良女子大学生活環境学部/日本造園学会学術委員会)
セッション2:景観緑三法による街づくりの課題(話題提供各15分・討論45分)
話題提供1:景観の保護・保全を契機とする街づくり(仮題):玉井澄夫((財)天神崎の自然を大切にする会)
話題提供2:景観の創造による街づくり(仮題):神吉紀世子(京都大学大学院工学研究科都市環境工学専攻)
話題提供3:専門技術者の役割(仮題):出来正典((株)シビックデザイン研究所)
モデレーター:木下 剛(千葉大学園芸学部/日本造園学会学術委員会)
*平成17年度日本造園学会全国大会分科会
平成17年度日本造園学会全国大会分科会
“アーバニズム”とどう向き合うか? その3 都市化する河川とランドスケープのデザイン
目 的:
都市インフラとしての土木構造物のデザインとその評価基準について検証した昨年の分科会に引き続いて、今年は河川空間のランドスケープ・デザインに着目する。河川は土木が対象としてきた公共用物の中でも、その自然公物としての位置づけから、本来ランドスケープ・デザインに深く関わるべき対象と言える。しかしながら、河川管理施設(堤防等)のデザインはこれまで主に技術的・経済的な面からのみ処理される部分が多く、デザイン本来の可能性が見過ごされてきた点は否めない。近年、シビックデザインと称して堤防等のデザインにも多面的な展開が見られるようになってきたが、そのような試みはまだ始まったばかりである。しかし、これらの試みの多くが、(当然とはいえ)現行の治水システムや制度環境を前提とした、いわば河川空間表層のデザイン改善にとどまっている点を我々は何よりも問題視したい。
治水システムの見直し、自然公物としての管理の限界、公物管理と土地所有の問題等々、この国の河川と都市化の関係はいま新たな局面を迎えつつあると言ってよいであろう。こうした状況をふまえ、まず、日本の河川空間をとりまく制度環境、治水システム、土地所有形態等について、海外の事例を参照しながら復習、相対化してみる。そして、現行の河川制度や治水システムの枠を取り払って(見直して)みた時に、我々はどのような新しい枠組みやデザインの考え方、都市の空間モデルを展望しうるのかについて、土木や造園、景観の専門家を交えて自由に議論することを本分科会の目的とする。
企画責任者:
木下 剛(千葉大学 園芸学部 緑地・環境学科)
高橋靖一郎(マスターピース/ランドスケープデザインスタジオ)
石川 初((株)ランドスケープデザイン)
話題提供(仮題):
1. グランドデザインとしての提体構造と治水システム:辻野五郎丸((株)修景社)
2. イギリスの運河景観にみる土地所有と舟運の影響:荒井 歩(東京農業大学)
3. 東京キャナルプロジェクトからの提言:石川 初((株)ランドスケープデザイン)
討 論:
話題提供者および会場参加者による討論
モデレーター:
木下 剛(千葉大学園芸学部)
高橋靖一郎(マスターピース/ランドスケープデザインスタジオ)
景観を育てる制度の現場での運用 -研究・行政・産業の立場から-
日時:平成17年5月14日(土) 10:00~14:40(12:00~13:00昼食)
会場:東京大学農学部弥生講堂一条ホール(入場無料)
主催:日本造園学会学術委員会
趣旨:平成16年6月18日に公布され、平成16年12月17日に景観計画区域等に関わる一部の規定が施行された「景観緑三法」、平成16年5月28日に公布された「文化財保護法の一部を改正する法律」により文化財保護法に創設された文化的景観の保護制度など、良好な景観を育てるために新たに創設された制度の運用が平成17年度から本格的に始まる。
このような背景をふまえ、既存の制度と新たな制度とを複合的・総合的に活用して、日本における良好な景観の保護・再生・創造に向けて、現在どのような取組みが動き出しており、また、これからどのように発展・継続させていくべきかということを、行政や市民活動の現場の視点から議論を深めることを目的とする。
プログラム:
10:00~10:10 趣旨説明
10:10~12:00 セッション1:景観緑三法の施行と行政のとりくみ
12:00~13:00 昼休み
13:00~14:30 セッション2:景観緑三法による街づくりの課題
14:30~14:40 総括
セッション1:景観緑三法の施行と行政のとりくみ(話題提供各15分・討論50分)
話題提供1:景観行政団体の動向(仮題):森口俊宏(国土交通省都市・地域整備局都市計画課)
話題提供2:都道府県レベルでのとりくみ(仮題):高山英夫(滋賀県琵琶湖環境部自然保護課)
話題提供3:市町村レベルでのとりくみ(仮題):深尾甚一郎(近江八幡市文化政策部企画課)
話題提供4:景観緑三法にかかわる政策連携(仮題):本中 眞(文化庁文化財部記念物課)
モデレーター:宮城俊作(奈良女子大学生活環境学部/日本造園学会学術委員会)
セッション2:景観緑三法による街づくりの課題(話題提供各15分・討論45分)
話題提供1:景観の保護・保全を契機とする街づくり(仮題):玉井澄夫((財)天神崎の自然を大切にする会)
話題提供2:景観の創造による街づくり(仮題):神吉紀世子(京都大学大学院工学研究科都市環境工学専攻)
話題提供3:専門技術者の役割(仮題):出来正典((株)シビックデザイン研究所)
モデレーター:木下 剛(千葉大学園芸学部/日本造園学会学術委員会)
*平成17年度日本造園学会全国大会分科会
平成17年度日本造園学会全国大会分科会
“アーバニズム”とどう向き合うか? その3 都市化する河川とランドスケープのデザイン
目 的:
都市インフラとしての土木構造物のデザインとその評価基準について検証した昨年の分科会に引き続いて、今年は河川空間のランドスケープ・デザインに着目する。河川は土木が対象としてきた公共用物の中でも、その自然公物としての位置づけから、本来ランドスケープ・デザインに深く関わるべき対象と言える。しかしながら、河川管理施設(堤防等)のデザインはこれまで主に技術的・経済的な面からのみ処理される部分が多く、デザイン本来の可能性が見過ごされてきた点は否めない。近年、シビックデザインと称して堤防等のデザインにも多面的な展開が見られるようになってきたが、そのような試みはまだ始まったばかりである。しかし、これらの試みの多くが、(当然とはいえ)現行の治水システムや制度環境を前提とした、いわば河川空間表層のデザイン改善にとどまっている点を我々は何よりも問題視したい。
治水システムの見直し、自然公物としての管理の限界、公物管理と土地所有の問題等々、この国の河川と都市化の関係はいま新たな局面を迎えつつあると言ってよいであろう。こうした状況をふまえ、まず、日本の河川空間をとりまく制度環境、治水システム、土地所有形態等について、海外の事例を参照しながら復習、相対化してみる。そして、現行の河川制度や治水システムの枠を取り払って(見直して)みた時に、我々はどのような新しい枠組みやデザインの考え方、都市の空間モデルを展望しうるのかについて、土木や造園、景観の専門家を交えて自由に議論することを本分科会の目的とする。
企画責任者:
木下 剛(千葉大学 園芸学部 緑地・環境学科)
高橋靖一郎(マスターピース/ランドスケープデザインスタジオ)
石川 初((株)ランドスケープデザイン)
話題提供(仮題):
1. グランドデザインとしての提体構造と治水システム:辻野五郎丸((株)修景社)
2. イギリスの運河景観にみる土地所有と舟運の影響:荒井 歩(東京農業大学)
3. 東京キャナルプロジェクトからの提言:石川 初((株)ランドスケープデザイン)
討 論:
話題提供者および会場参加者による討論
モデレーター:
木下 剛(千葉大学園芸学部)
高橋靖一郎(マスターピース/ランドスケープデザインスタジオ)
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