墓穴を掘っとけ、今のうちに! ドキンとしますがこれ、れっきとした政府の要請だと言ったら驚くでしょうか。 ベルギーのお話です。
- ベルギーにて初の犠牲者発生を受けた処置。
- ベルギー Walloon地方政府は、各市町村に対し、今のうちに墓地の造成をしておくよう要請。その理由として、新型インフルエンザによる犠牲者数増加のほか、冬季に入ると霜のため墓穴が掘りにくくなることも理由。
最初の犠牲者発生でこの要請には驚きますが、かの国では土葬が主流なので、ひとり亡くなるごとに長さ2メートルからの穴を掘らなければならないので、しかも冬季にがりがりに凍りついたところを掘ること考えれば気持ちはわからなくもありません。
日本は火葬が主流ですから、とりあえず墓穴の問題はあまり考えなくても良いでしょう。その代わり火葬場のパンク問題がのしかかってきます。 以前の”岡田本”には、公園に大きな穴を掘って死体をばっさばっさ投げ込んでいるルワンダ虐殺みたいなイラストが載っていたのを覚えている方も多いと思います。これは極端としても、火葬場パンク問題は実は平時の今でさえ結構深刻です。火葬まで何日も待たされることが都市部では現実に既に起こっています。
ひとつの解決案として、船に火葬設備を載せたものを建造して、そこで火葬する「火葬船」構想というものがあります。
日本財団HPにはそのイラストおよび概略が載っています。
http://www.nippon-foundation.or.jp/ships/sousaisen.html
http://www.kasousen.jp/index.html
ソースは7月31日付news24↓
http://www.news24.com/Content/World/SwineFlu/1255/b5be074c88ce4f0cb653777f73ab9d8a/31-07-2009%2002-07/H1N1_Cemeteries_must_prepare
H1N1: Cemeteries must prepare