いくらかのドタバタを経ながらも、オーストラリアが国として警戒レベル引上げ決定しました。
新たにつくった「protect」なるレベルに。直訳すれば”保護”ですが、日本に無い概念だからprotectのままの方が良いような気がします。
この、protectという段階では、基礎疾患をもっていたり妊娠していたりのリスクの高い感染者だけがタミフル等の抗ウイルス薬投与を受け、軽症例はOTC薬をのんで(要するにカゼ薬でものんで)家庭療養することになります。 タミフル・リレンザは高リスク群に集中。 医科学的に合理的ですね。 ただし、「医科学的に合理的な先進国」と賞賛しようとすると、どうしようもないドタバタが次から次へと報道されてきたりするのもこの国ですので、当面、コメントは大きな声やめといてニュートラルに見守るほかありません。
あと、OTCを勝手にのんで家で寝ておれ・・・だけだと、「インフルエンザとアスピリン脳症」という問題もあるので、ここらへんの啓発はどうなっているのかちょっと気になります。
ソースは6月17日付terradaily↓
http://www.terradaily.com/reports/Australia_raises_swine_flu_alert_level_health_minister_999.html
Australia raises swine flu alert level: health minister
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Sydney (AFP) June 17, 2009