続けて国立医療センター 国際感染症セミナーより
http://www.dcc.go.jp/training/seminar2009_03.html
パンデミックの医療体制
泉 信有 国立国際医療センター 国際疾病センター 特別疾病制圧班医長
新型インフルエンザの基礎知識について、オーソドックスに基本をカッチリ押さえた講演。
目新しいところでは、H2N2による再興インフルエンザの危険が指摘されていたところ。
新型インフルエンザの原因はH5N1、H7、H9が考えられるが(当ブログでも縷々紹介してきた通り)、他にアジアインフルエンザのH2N2の再興インフルエンザの可能性も考えられる。
最近3度の”(その時点で)新型”インフルエンザは、H1N1、H2N2、H3N2で発生してきました。このうち、H1N1とH3N2は現在、季節性(ヒト)インフルエンザとして定着しています。多くのヒトが多少なりとも免疫もっています。 しかしながら、アジアインフルエンザのH2N2については、ここのところ流行がありませんし、ワクチン推奨株にも入っていません。 つまり、若年層は免疫をもっていない。
だから、何かの拍子でアジアインフルエンザのH2N2が出てきたら「再興インフルエンザ」としてかなりな被害出してしまう可能性も。
要注意ですね。