エボラウイルスが、回復者の精子内に長時間残存して性交感染してしまう問題。この精子内残存ウイルス対策として治験がすすめられています。
- NIH主導で治験がすすんでいるのがGS5734。精子内のウイルスRNAを除去。
- リベリアにてEVD回復者60から120人に投与、定期的に採血および精子採取。
- いまのところ重大な副作用は見られず。
治験が「すすめられている」という記事ですから、効果のほどはわかりません。
ただ、精子内残存ウイルスが頭の痛い問題を引き起こすのは、ご存じ、ジカウイルス感染症の性交感染が、以前思われていたよりも深刻さを増しつつあるのが現実。「精子内残存ウイルスをなんとかする薬」のノウハウがこちらにも応用できるのか、期待したいです。
Drug trial to eliminate Ebola traces in semen opens in Liberia