団体旅行でいえば

今のご時世、不況の影響をほとんど受けない業界と言えば、
そう、病院関係。

景気が悪いと一般企業の娯楽、特に社員旅行などは
規模を縮小したり、行先が近場になったり、取りやめになったりと
企業を担当する旅行社は不況の影響をまともに受ける。

しかし、病院を顧客として多くもつ旅行社はある意味強い。
病院は不況だからといって患者が減ることはない。
だから病院の職員旅行をおさえている旅行会社は不況の中でも強く、
大手が落ち込む中、成績がいい。
病院は職員の数も多いし旅行も割りと派手な方なので、
旅行社にとって病院の職員旅行はいわばドル箱。

但し、病院関係は不況には強いが
そこは病院、感染病には弱い。
つまり行先で鳥インフルエンザなどが発生でもしようものなら
国内であれ海外であれ職員旅行は即中止、又は延期。
例え人体に影響がなくても、病院の関係者が病気を持ち込むわけにはいかない。
そうしたリスクは稀ではあるが、
病院を顧客として持つ旅行社は不況の中でも売上を伸ばしている。