旅日記

旅の記録と紀行文を紹介する事でしょう。
写真は私が撮影したものを使用しています。

関門汽船・山陽本線

2021-02-14 10:00:00 | 鉄道

国道2号 関門トンネル 人道入口《下関》 (山口県下関市みもすそ川町)

関門橋(昭和48年開通)は高速自動車国道であり、自転車・歩行者の通行は出来ない。一方、関門トンネル(昭和33年開通)は国道2号の有料道路で、車道の下に歩道が設けられており、本州と九州とを歩いて移動出来る。昭和55年に門司から下関へ人道を歩いた事があるが、久し振りに歩いて九州に渡ってみる。


エレベータでトンネルに降りる!


料金箱 ※歩行者は無料。

自動車は地上から自走して海底トンネルに入って行くのだが、歩行者は車道と一緒に入って行くのではなく、関門海峡に面した人道入口からエレベータでトンネルへ降りてゆく。歩行者は無料だが、自転車・原動機付自転車は通行料金は20円となっている。ただし、車両に乗って走行出来ない。押して通行してくださいとの事。歩行者扱いである。カブの人達も、電動バイクの人達も、トンネルを押して行ったのかと思う。






エレベータで地下に到着!




一路、門司へ!


国道2号 下関市みもすそ川町


長い地下通路が続く!




山口県・福岡県境

ボーっと歩いていたら、県境に到着。海底トンネルの一番底ではない。


下関 SHIMONOSEKI 本州 MAINLAND
   門司 MOJI 九州 KYUSHU


本州の英文がMAINLANDとなっているけど、MAINLANDは本土と訳してしまう。九州も本土(離島を除く)なので、この英文は大いに違和感がある。


九州側のこの辺が一番の底かな?




もうすぐ出口!


エレベータで地上に上がる!




国道2号 関門トンネル 人道入口《門司》 (福岡県北九州市門司区門司)




関門自動車道 関門橋(1,068m)

関門海峡を関門トンネルで抜けて、九州再上陸。台風ではありません。


bus 関門トンネル人道口停留所symbol6

下関駅から九州まで歩いて来て、さすがに疲れたのでバスに乗ろうと思ったが、バスは数分前に出たばかりだった。次のバスまで約1時間。歩き続ける。


橋の袂には和布刈神社が鎮座する!

九州本土最北の神社で、旧暦の元日(令和3年は2月12日)には神職が海に入り、和布・荒布を刈り取る和布刈神事が行われる。映像はニュースで見た事がある。


関門橋の九州側には、めかりパーキングエリアがある!

九州最後の休憩所、めかりPAは上り線のみ。対岸の壇之浦PAは下り線のみ。




対岸の船舶の標識が見える!


船舶が関門橋の下を通過!


ノーフォーク広場 (福岡県北九州市門司区旧門司)


門司港へ…


和布刈トンネル (ノーフォーク広場-関門海峡めかり)





廃止した貨物線を活用して、トロッコ列車が走っている。今日は運転日ではない。


平成筑豊鉄道 門司港レトロ観光線 ノーフォーク広場駅
(福岡県北九州市門司区旧門司) これまで令和2年12月21日撮影

九州鉄道紀念館駅(鹿児島本線門司港駅そば)と関門海峡めかり駅(九州最北端の駅)とを結ぶ門司港レトロ観光線には、北九州銀行レトロラインの愛称が付けられ、トロッコ列車〔潮風号〕が走る。一度、見掛けた事がある。


平成筑豊鉄道 門司港レトロ観光線 〔潮風号〕12列車
(九州鉄道紀念館-出光美術館) 令和元年8月16日撮影


これより令和2年12月21日撮影

門司にも古い西洋建築が沢山あるが、前に門司を訪れた時に紹介しているので割愛する。観光客で溢れていた門司港だったが、今日は平日とは言え、訪れる人がほとんどいない。多くのお店が閉まっている。


JR九州 鹿児島本線 門司港駅 (福岡県北九州市門司区西海岸)

途中下車している下関駅へは鉄道で行くのが早いが、門司駅からは今朝の行程と重複するので面白くない。船に乗って本州に渡る。


関門汽船 門司港桟橋(マリンゲートもじ) (福岡県北九州市門司区西海岸)




乗船券 門司~下関(400円)


関門汽船 関門連絡船〔がんりう〕 (門司港)


〔がんりう〕の1階客席の様子!


ship 門司港を出航symbol6






自動車運搬船が航行!


あさか 長崎 南島原


ship 下関(唐戸)に到着symbol6

関門連絡船〔がんりう〕 門司港(14:50)→下関(唐戸)(14:55頃) 運賃400円


関門汽船 下関 唐戸ターミナル (山口県下関市あるかぽーと)


関門汽船 関門連絡船〔がんりう〕 (下関唐戸)


〔がんりう〕は門司へと折り返してゆく…


bus 唐戸停留所symbol6




サンデン交通 12系統 (唐戸)

サンデン交通では交通系ICカードが使えない。バスカードを使う人を見て懐かしく思う。なお、令和3年3月6日よりnimocaを導入予定。今日は整理券を取り、現金で利用する。


サンデン交通 12系統 (下関駅)

12系統 唐戸(15:12)→下関駅(15:20頃) 運賃220円




WEST EXPRESS 銀河〕を迎える横断幕が!
これまで令和2年12月21日撮影

途中下車していた乗車券で自動改札から入場する。プラットフォームに上がると、写真の横断幕を見掛ける。運転開始した時は山陰に行っていた〔WEST EXPRESS 銀河〕は、今は山陽本線を走っている。


JR西日本 〔WEST EXPRESS 銀河〕 [117系] (神代-大畠)
令和2年12月24日撮影


JR西日本 山陽本線 普通 3350M列車 [115系N-04編成] (下関)
これより令和2年12月21日撮影

下関から岩国へは、下関(山陽本線)門司(鹿児島本線)小倉(新幹線)広島(山陽本線)岩国が最速となるが、在来線で普通に行く。もう他県には行かない。


115系3000番台の座席!

昭和57年登場の国鉄車両で座席は転換式クロスシートで良かった。平成27年に新型車両の227系が登場するまで、広島地区では一番好きな車両。塗装はあれだが、今でも好きな車両。


metro 山陽本線で下関を出発symbol6


本州で日が暮れる! (埴生-小月)


山陽自動車道と交差! (厚東-宇部)

近年は山陽本線より山陽自動車道の方が利用している気がする。普通列車は各駅に停車。停車時間の長い駅もある。気になったのは、このご時世でも窓は開いておらず、空調の音も聞こえない。対策としては、ドアボタンを使用せず、各駅で車掌が扉を開けるという。扉は1両に2箇所。うーむ。関東とは状況が異なるとはいえ、温度差を感じる。本当に車内の温度も。


JR西日本 山陽本線 普通 3350M列車 [115系N-04編成] (岩国)


metro 山陽本線で岩国に到着symbol6

下関から3時間20分。山口県を西から東に移動して岩国に到着した。

山陽本線 普通 3350M 下関(15:50)→岩国(19:10) クハ115-3104
◆佐賀-岩国間の運賃5,390円

最後に、福岡のホテルで貰った紙クーポン。今日中に使わなければならない。隣県だが駅売店で使う事が出来、麦酒を買って帰った。 (おわり)