いつ、どこで、何が起こるかわからない。
東京大学の門前で、受験生が突如刺された。京王線の客席で、無防備の客が無差別に刺された…。予期しないような豪雨に見舞われ、何年も前に埋められた土石が流され、何十名もの命が失われる。
8千キロも遠い南半球のトンガで、海底火山が爆発した。津波は日本まで届き、いくつかの漁船を流した。周期的に見て富士山の爆発も予見されている。あの美しい富士山が、日本で一番美しい光景とされる富士山が、いつか爆発するというのだ。
いつ、どこで、何が起こるかわからない。
人類は、何が起こるかわからない危険物の上で暮らしているのだ。
火山、地震、豪雨、干ばつ、
貧困、飢え、狂気、無差別殺人
そして、核兵器、……
核兵器に至っては、その保有国は国連の禁止決議、批准の進行に見向きもしないで、むしろ軍拡に向かっている。人類は、特にその為政者は、進歩の道ではなく狂気の道を進んでいるのである
いつ、どこで、何が起こってるかわからない。